Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

新しいバイクを購入する話

2020年、3年ぶりのバイク購入に向けて準備を進めている。ジオメトリー設計はおおよそ出来て既に発注済み、パーツもセールや特売、メルカリで掘り出し物見つけては少しずつ集めている。

前にロードバイク納車したのが3年前の2月で、まさか3年で新しいバイクを買うことになるとは思ってなかった。しかもまたしてもオーダーフレームのクロモリバイクを。

新しいバイクを組むに至った理由

今乗っているのは東大阪のツーペダルで作ってもらったオーダーフレームの「チャリブ」というクロモリバイク。ロードバイクにキャリアダボをたくさんつけて、長期ツーリングも行けるぜという気持ちでオーダー。

バイクパッキング というのはその頃から情報が出始めてて、グラベルという言葉はそこまで無かった気がするけど荷物積んでキャンプ行けたらおもろいなあというのがベースにあった。普段のライドはもちろん、キャンプも年1くらいで行った。


気がつくと周りの人達や、自転車を通じて出会った人達が太いタイヤを履いてたりディスクブレーキで山道入って行ったり、そんなところもバイクで入って行けるんやという写真や動画をたくさん見かけるようになってきた。なにそれ、めっちゃ楽しそうやなと。


そして極め付けは海外トレイルの写真や記事で、いつか海外トレイル走りに行きたいと考えてたけど単純にロード走って有名な峠上りに行くよりだだっ広い草原を走り抜ける方が面白そうだなというのがあった。


www.pannier.cc


そうすると重量が重いことやキャリパーブレーキで太いタイヤ履けないとか、パーツ交換だけではどうにもならないところがいくつか見えて来るようになった。


何台も自転車持ってる人には当たり前の話なんだと思うけど、目的や走る路面、速度域なんかが違うと当然選択するバイクは変わってくる。靴、包丁、ノート、使う道具は目的によって当然変わるから「舗装路を早く遠くまで走るための道具」であるロードバイクと「未舗装路を安定して荷物積んで走れるバイク」はやっぱり違う。それは優劣ではなくて単純な棲み分けの話。もちろん「単純な棲み分けの話だよ」なんてことは奥さんにはスッと通る話でもないので「自転車買うよ」と伝えるに至るまでは用意周到な準備があったのだがそれはまた別の話に。


ということで今のところ5月くらいの納車予定。パーツ選定1番楽しいところ。

今のロードバイクについて

今のバイクに何か不満があるから新しいのを買う、みたいな事もなく、いや、なくはないんだけどそこはやっぱり棲み分けの話。今のバイクで行けないところがあるから新しい道具が必要なんだと自分に言い聞かせる。

一台目のバイクをオーダーで作るというのはなかなかの冒険だったけど、乗ってみるとバランスも良くて走ってても疲れにくいし、重量はそりゃまああるんだけどそれに慣れればそんなもんだと思うので問題ない。安定進行性というのかな、スーッと進んでいく力はなかなかのもの。

ただ、結局オーダーはどのくらいオーダーする側が明確に依頼できるかというところに拠っていて、詳しくない人がお任せでオーダーするとそれだけ遊びが大きくなる。まあどっちがいいのかはわかんないけどね。目的やジオメトリーがかっちりしたオーダーで遊びが少ないと乗り方もかなり決まったものになる。レース用とかならそれでもいいんだろうけど。


どのくらいの距離を、どのくらいのペースで走るのかというのが自分の中でふわっとしてたのでバイク自体も少しふわっとしてる。それは乗りやすさや使い方の幅とかにつながるのでゆるく楽しめてずっと乗れる良さだなと思ってる。

舗装路前提の旅にも使えるしオーダーした頃は「海外なんてそんなに行かないし延々と続く未舗装路なんてそんなにないでしょ」と思っていた。幸せだったあの頃。

昨今のグラベルブームや、その中にいて林道や未舗装路をゴリゴリ走る友人の写真を見てて影響を受けた事は否めないけど、自分の興味の範囲が広がっていったりそれを埋めるようなバイクが欲しくなるのは必然みたいなもんだな。と、言い訳を正当化する。

新しいオールロードバイクについて

「オールロード」ってなんやねんとツッコミを受けつつ、注文したバイクはCORNER BIKESのオールロードバイク

グラベル用、ツーリング用、みたいな特定のところに突っ込んだ感じのやつではなくて「一台で乗鞍からグラベルまでどこまでも行けるやつ」というのがコンセプト。友人が実際に乗ってる奴に乗せてもらったり、自分に必要なものを考えたり、2代目っつってももうこれ以上置く場所ないぞという現実的なところを考えると「これ一台でなんとかなる奴」が欲しくなるのは自分的にあり得る。

もちろん、なんでも行ける奴ってのは本当になんでもは出来ないけれど、そこは今のロードとの棲み分けでオフロード走ったりキャンプ行ったり、道を選ばずに走れるのがいいなと思ってビルダーさんに相談する。さらに山に行けるようにとマウンテンのと棲み分けもあるんだろうけど、そこまでは要らないなあというのが正直なところで、置き場所、使用頻度、使用シーン考えるとたまにレンタルできるところで乗ればいいやと思ったりするくらい。置き場所ないしな。


雑誌で見かけて気になってたCORNER BIKESが堺市でうちの近くにあって、世代も近くて何度か話をしてるうちにビルダーの寒川さんの人柄も好きだなあというのもあって、ロードバイクをオーバーホールに出したり小物を買ったりしながら通ってるうちに新車の相談もしてた。

去年の秋くらいにはKONAのグラベルバイクを買おうと思って別のショップに相談したら2020年モデルが既に在庫がないと言われ、それならもういっその事オーダーするしかないなと頭のおかしいこと考え出したのが11月ごろ。流石に大きい買い物なので奥さんにも相談して、お金の目処は立ってるけどどうやろうかと。

すると、「とりあえずKONAの買って後からまた買い足すとか場所も無いしお金ももったいない。最初から欲しいもん買ったらええねん」と逆にハッパをかけられる。一台目の「どんな走り方するかわからんけどいい感じの構成で」みたいな遊びの部分を、3年乗っておおよそ自分の欲しいものが詰まってきたところで新しいのを頼めるので、リクエストの精度も必然的に高くなる。どういうバイクが欲しいかが結構明確。いいパーツは欲しいけど予算もあるしなんでもは無理で、その中で折り合いをつけていくにも優先順位や目的が明確になるので結構素早く判断できる。


細かいパーツの相談をビルダーさんと直接詰められるというのはとても面白くて、もちろんショップの人が間に入っても緩衝材のようにより幅広いアイデアも出るんだと思うけど、そのダイレクトな感じは自転車を作る面白さみたいなところがあって面白い。

さて、どんな感じになるのだろうか。何度もパーツリストや塗装イメージを眺めてるけど、自分でもとても楽しみだ。