Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

OMM BIKE 2020 白馬に行ってきた

10/16〜18の週末に長野県白馬で開催されたOMM BIKEに行ってきた。

元はトレランのイベントで、GPS機器なしで地図を見ながらポイントを探していくオリエンテーリング。いつもは事前にアプリでルート作って走っていくのに慣れていると地図をバッグに括り付けて走っていくのはとても新鮮。

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最高やんか、しか言ってない白馬の景色

有給取った金曜午後に長野県まで到着。安曇野から白馬までの下道ですでに景色がたまらなく良い。
天気予報は初日は雨、翌日は曇り、どこまで景色を堪能できるのかと思ってたけど普段とのギャップが凄すぎて「こんな眺めのところ走るのか」というワクワクがすごい。

実際走り出してからも、雨の初日はそこまで強い雨にならず、山にかかってる雲が幻想的な感じになるけど視界は良好で景色を楽しみながら走る。そして翌日はすっかり晴れて景色がいい。

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走りながらずっと「最高やんか」「なんじゃこれ」と言い続けるライドが堪らない。あの人やあの人にも見せてあげたいなあと思いながらペダルを回す。

イベント自体の面白さの前に圧倒的な風景がある。たまらん。こんなん毎年来たくなるなあ

速さだけじゃないレース

イベント、競技なので速いとか強いとかというのはもちろん大切。ポイントを集めて回るオリエンテーリングで、ポイントが色々あるから高いところを集めるとかその戦略で攻め方や走り方が決まっていく。

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どこを狙うかというのは考えどころだけど、速い人は当然のように全部取っていくから圧倒的に強い。楽しみたい要素が強い僕らは普段の走りの延長で景色を見たり写真を撮ったり、しながら走っていく。走行距離は1日目30km、2日目25km。全然走って無くて直接の疲労はそこまででもない。


上位の人たちの半分もポイントは取れてないんだけど満足度はすごく高い。「勝つこと」自体は全く気にしてなかったからなあ。マラソン大会も、3時間だの5時間だの、自分のタイム目指して走る感じと近いかな。上位目指す人たちはその面白さがあるし、のんびり楽しんでても多分それも許容されてる。


もう一つ良かったのはコロナの影響でウェーブスタートに切り替わってたところ。スタート時間を記録して、そこから5時間で締め切りが設定されるので「スタートが混雑して少しでも早くスタートした方が有利」みたいなこともない。実際2日目は同じポイントで合流した友人と「うちはゆっくりスタートやから時間あるけどそったは大丈夫?」みたいな事を確認したりしてた。

ルールとして平等で公平。それでいてきちんと競技が成立してる。ライドイベントでテンション上がらないのは「決まったルートを決まった時間内に走る事」だったりするので、チェックポイントをどう回っても(回らなくても)、制限時間に間に合わなくても構わないというのは僕の走り方にとても合っていた。最短ルートではない「面白そうな横道」をいつも通りガンガン入って走っていく。

秋開催の面白さ

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毎年7月に開催されているレースなので、過去の写真やレースレポートがそこまで役に立たないのも面白い。渡河は寒くて無理だしTシャツで走ってる人が多いのも「気温寒過ぎて参考にならん」となる。

ただ、紅葉が始まった景色や、初冠雪の白馬の山々の神々しさ、りんごやコスモス、景色を彩るものは多分このタイミングだからこその感じやったんやろうなと思うと感慨深い。来年も夏開催に戻るんだろうけど、レアなイベントに参加できたと思うとラッキー。

コロナ禍のイベント開催

大きなイベントが次々中止になる中で、1,000人ほどとはいえ県外から大量に人が押し寄せるタイミング。自分も携わってるイベントは中止になったし、その中で開催に向けて尽力してくれていたスタッフや地元の方には本当に感謝ですね。

今まで通りにいかない事もたくさん出てくるタイミングにイベント自体が無事に開催できたことは本当にいいことですね。


来年に向けて

「面白かった」と方々で言いふらして、SNSに写真をどんどん上げて、「おもろそうやん、来年行こうや」と言ってくれる友人を増やしていきたいなあ。OMM自体は面白いイベントだけど、グラベル用バイクやキャンプ道具、イベント参加するとかしないとか、「自転車の楽しみ方」がここまでニッチに合致することはなかなか難しいと思う。

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2年くらい前、ロードバイクに乗ってた僕には「バイクも仲間もおらんなあ」と思ってたけど、少しずつ道具を揃えての参加だったのでなかなか感慨深い。クリテリウムの大会や、しまなみ海道ツーリングとは、ちょっと趣が違うので「面白そう」というのは届きにくい場合もあるだろうしな。

今回一緒に走った3人は、多分今度はバラバラのチームになるだろうし、仲間内から「がっつり優勝狙いに行くチーム」が出てきたらそれはそれで面白い。ウサギさんチーム、亀さんチーム、チーターチームみたいな別れ方で夜はキャンプで集合しても面白そうだ。

かつて毎年フジロックの季節を楽しみにしてた時のような面白さがまたやってくる。そのことだけでも面白いことが増えて楽しみなのである。


https://youtu.be/ef9LeBgEQXk