Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

Swiftcampout でひとまず完成を見る私のCORNER BIKES

9月最後の週末に友人と2人でバイクキャンプに行ってきた。毎年恒例のSwiftcampoutが今年は秋の秋分の日に開催。いつもは夏至の「昼が1番長い日に」と言うテーマだったのが「昼と夜が同じ長さの時に」に合わせてくるのはなかなか素敵

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6月のソロキャンプからの変化

納車直後の6月末、夏至の時に勝手に1人Campoutしてきたけれど基本的な構成はその時と同じ。バッグの取り付けも基本的に同じ。

2人になるからお酒多めにとか鍋を1.2リットル沸かせるSOTOのやつを加えたりと荷物は増えたけど今回は「寝袋なし」で行ってみたので結果的に前回よりは軽量化。ただ、バッグの空きがかなりあるのでここから極端に荷物を絞らなくても良いかな。

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荷物以外の変化ではコースにグラベルやシングルトラックをそこそこ盛り込んだことで、納車直後は流石に「無事に荷物積んで走れること」に重きを置いてたけど日帰りのグラベルライド を何回かやって自分の中でも少し慣れてきたので荷物積んでどこまで走れるかと言うのが今回のテーマ。

グイグイ走るCORNER

全部で7.2キロの荷物を積んで、計量した時よりドリンクや食べ物も追加になって、家を出る時にグッと担ぐとかなりの重量。行けるかなーと思いつつ漕ぎ出すと持った時のような負担はなく軽快。


PhilのBB、White indのハブ、そういうのももちろんあるんだろうけど荷物を積んでまったり走ってる時にフレームの面白さがどんどん染み込んでくる。こういう荷物積んでキャンプライド行くことを想定して走りやすいバイクをとオーダーしてるので、普段近所のトレイルを走るのはサブの要素。荷物乗せて走ってる時に川沿いのアスファルトも枝が大量に落ちてるシングルトラックも柔らかめのフレームで膝への負担が大分少ない。

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前に乗ってたクロモリロードよりさらに柔らかいフレームは、それ単体だと気付きにくいところがあるけど乗り比べると明らかに衝撃や重量負荷を吸い込みながら進んでいく。カリカリとクイックに動くやつではなく、バイクパッキング で距離を走って見えてくるフレームのキャラクターがとても心地よい。


登り坂では流石に「重テェ、、、」となったり、信号が多い街中のストップ&ゴーはなかなか堪えたりするんだけど、平地の再加速や下りのダートでは油圧のGRXと相まって負担が少なく身体に合わせて走ってくれる。ああ、これはたまらん。

Panaracer グラベル キング SSがヤバい

同行の友人もシクロベースのバイクに荷物積んで35cのグラベルキング。2人ともタイヤは同じで走り出したのだけどこれがとても良かった。

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川沿い、下りを淡々と走るタイミングでもそこまで負荷が強くなるような感じはなく、流石に43cなので25のスリックタイヤよりは負荷はあるんだろうけどスーッと走ってくれる。

明確なグラベルゾーン、というエリアもそうだけど、古道や裏道を走ってる時の荒れたコンクリートの道なんかでもエアボリュームとサイドノブで結構ガッチリグリップしてくれて、「ああ今サイドノブがいい感じだな」とダイレクトに思うわけではないけど結果的に「どこを走ってても違和感なくスッと走れる」という感覚がある。

タイヤ交換してキャンプ前にもしばらく走ってみたけど、どこを走ってても足回りが硬いとか重いとかそういうのがあんまり感じられないてのはすごいな。前回履いてたDONNELY USH もノブがセンターだけ繋がったやつだったので舗装路も快適だったけど、35→43でタイヤ自体はゴツくなったけど今の方が軽快な感じすらする。実際チューブドで使ってた時より若干軽いのだと思うけれど。


タイヤはこれからもアレコレ試すだろうし、ホイールを700c×35のスリックと650b×47のブロックで使い分けるのが良いかなと思ってたけど、とりあえずこのSS 700×43はどこでも走れるってのの軸にはなるんだろうな。


All Road Bikeとは

「一台で、乗鞍からシングルトラックまで」みたいな事はフレーム作るタイミングから考えていたので、タイヤ履き替えたら多分大体のところはこのCORNERで走れるんだろう。

オールロードってなんやねんと思うところもあるし、「誰にでも優しいって事は誰にも優しくないって事なのよ」という「黒い十人の女」のセリフにもあるけど幅が広いってことは器用貧乏になるところもあるんだと思う。

ただまあ、いろんな路面を荷物積んで走ってみて路面の選択に躊躇しないってのはすごいなあということを実感する。自分の乗り方として、クリテのレースに出ることもなけりゃ、MTBみたいにすごいトリックしたいとかもない。フラッと走りにいって、太いタイヤである程度のところなら走れるというその状況だけで結構楽しいなーと思うのです。「ここはちょっとヤバそうだな」とかではなく、フロントシングルでえっちらおっちらとペダル回すのが楽しい。

キャンプライド行きたい

おっさんにありがちなキャンプや自転車に走るやつ、「のりりん」の漫画でも言及されてたけど、自分を大きく強く見せるみたいなことより、自分自身で何が出来るかを向き合うみたいなのが楽しいんだよな。出来ないことは克服したいし、腹が出てきた事もちゃんと向き合いたい。なのでなおのこと自分の好きなように走りたいし、それに共感してくれる友人が少しずつ増えているのはとても良い。この歳で友達とか増えるもんなんやね

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キャンプもバイクも好きだけど、どちらもそこそこハードル高いので、「バイクでキャンプ(=バイクパッキング)」だけじゃなくても「キャンプでバイク」もありなんだよな。ベースキャンプ作って近隣乗りに行くとかマウンテンバイクをレンタルして山を走るとかね。

子供も大きくなって「家族でやること」と「子供なしでやること」は少しずつ分かれてくるだろうし、来年は「キャンプでバイク」もやってみたい。



遊び方や、楽しみ方みたいなものがまだまだ広がるのは面白い。



https://youtu.be/TJQLRuUBUUc