Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

Rapha Gentlemen's Race Kyoto トレースイベントについて

骨折してDNSになったRapha Gentlemen's Raceが終わった。少し振り返る。

気丈に振る舞う、みたいなもんでもないけど怪我して出れない事は一旦置いといてイベント楽しむとかチームメイトを、応援するとかに切り替えて楽しんでたけど、いやー走りたかったな。まあ、次やね。


RGRKに思い入れの強い友人2人が主導して出ようぜっていう話になった。普段の自分の遊び方では120km2,000upくらいがMAXというところを、150km3,500up程度というコース想定。距離は170まで走ったことあるけも3,000越える獲得標高は初めて。これはちょっとキツイ。走れるかどうかわからん、いやーどうなのとか言いながらいつのまにかチームが結成されていた。流れって怖い。

以前OMMに出てたCORNERトリオと、東京の友人4人でチームを組み参加表明してキャッキャうふふしてた時に別の友人からも「一緒に走りませんか?」お声がけいただく。

元の4人とも面識もあるし一緒に走ったこともある。多分1番脚はあるから(僕が1番やばい)困ることもないだろう。普段からそこまで密に遊んでるわけでもないけど気心しれた友人たちと、同じ目標に向かって動き出す「チーム」という感じがとても新鮮で面白かった。



途中経過は何度か書いたけど、5人のチームは居住地もバラバラでソロやスモールグループや地元の友人と個別に練習しながらもLINEグループで当日のシミュレーションやらチームキット、装備や持ち物適当な世間話までかなり濃密にコミュニケーション取り続けた4ヶ月くらいの時間だった。

チーム競技は昔から苦手で、球技全般ダメな人間はチームに迷惑かける絵しか浮かばない(体育の授業がフラッシュバックするだけでツラい)くらいで自転車もそうだけど剣道や水泳みたいな1人でやれるスポーツが好きだった。剣道の団体戦に似てるなと思うのは「チーム」という箱はあるんだけど自分のことは自分でやるってのがなんかちょうどいいんだろうな。



怪我して出るのが絶望視されてから、何か具体的に貢献できるかどうかはわからないながらも他のメンバーに申し訳ないという気持ちが強かったし、それでも何かしら役に立てれば良いなあとカメラを抱えて写真撮りに行くことにした。

「代わりに誰か出てもらおうか?」と打診もしたけど、150kmを一緒に走るといういつものライド予定なだけではなく、このチーム結成からチームキット決めたりコミュニケーション取ったりそういう過程全部がこのイベントの面白さやチームの在り方だという話になり、僕を欠いて4人でスタートすることになった。

走れないことはやはり残念なんだけど、大人になって何の利益もない純粋な趣味の遊びでこうして友情だか青春だかみたいなこと出来てるというのは自転車乗り始めるまで全く想像しなかったからそれはすごく良かったなあと思うのです。



チームは時間と体力でコースをショートカット、僕はDNSで他のみんなはDNF。みんな少しずつ違う悔しさを持ちながら「次はみんなで揃って完走しよう」という状況でその予定を話しながら僕も怪我から立ち直る動機になってたりする。なんか楽しいな。


お揃いのチームキット、朝から晩まで家を留守にして遊びに行くこと、長い距離を早く遠くまで走ること、写真休憩や楽しいランチもなくとにかく前へ進むこと。今までの自分の遊び方とはだいぶ違って、練習しながらも「はよ終わってのんびりフォトぽたしたいなあ」とずっと思ってた。でも結果的にまだしばらくこの遊び方が続くことになるんだろうなと思う

自分の遊び方と違うとかはまあどうでも良くて、その上で声をかけてくれる人や期待してくれる人がいる。血縁、地縁、会社や組織の上下関係。そういうの一切入り込む余地のない期待ってなんかすごく面白いんだよなあ。




RGRKは、隠して終わらずまだまだ続く。やれやれ。作って袖を通しただけのチームキット着る日が来るまでまだもう少し頑張ろうとおもう。