Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

ロードバイク遊びを通じて思うサイクリングの面白さ

先日書いたロード練が毎週のように続く。相変わらず走ってるとそれなりにしんどいのだけど少しはマシになったような気もする。後1ヶ月この感じで体を絞り込んでいくのだと思うと充実感と飽きが来てるのと言い聞かせてる部分とがごちゃ混ぜになってやってくる。その状況全体を楽しんでる感じがあって自転車って面白いなーってなってる。

身体のこと

22年の年間走行距離が3,000km、熱心なサイクリストの1ヶ月分である。それがどういう数字なのかはさておき、3月が20日時点で430km。今週末も乗りに行くので多分600kmくらいの見込み。アホである

距離や強度が上がると必然的にそれを中心とした生活になり、食べ物や睡眠にも気を使うし消費カロリーも上がって体重も落ちる。よくいうピーキングだの身体が出来てくるだの、そこまでシビアではないけど走れるようになってきた実感もある。辛いものは辛いけど

走れるようになると楽しいし楽しいと走りたくなる。とても健康的な循環なのでとても良い。ただしこれからもこの遊び方を維持できるかというと難しさもあって、時間や遊び方や家族の予定を考えるとそんなわけにもいかないなと思う。ずっとレースに出てる人マジで尊敬するけどどうやって家庭を維持してるのだろうか



ただ、食事、ストレッチ、筋トレみたいなものは日常生活にもフィードバックが多いので可能な限り続けていきたい。歳をとって代謝も落ちて、昔のようにいかないことが増えてくるからこそ継続できることをやりたい。今の遊び方は一時的なものだけど(それでも2ヶ月まるまるかかるので今年の一大イベント)そこで得られる習慣は大事にしたい。

のんびりゆるく遊ぶことを良しとしてたけど、適度な強度で身体が出来てくると遊びの選択肢が広がるというのは今回のとても大きな学び。速く強くなることは無駄ではなくて自由で選択肢を増やすことで、今までわかっていながらも避けてきてたので今くらいの強度でこれからも遊べたら選択肢広がるので楽しみなのだ。

ロードバイクのこと

ロードバイクという遊び方があって、それは端的にいうと「長い距離を速く遠くまで行く遊び」なのだと思う。走ること自体の楽しさがあって(楽しい)、その楽しさを突き詰めていくには機材も体力もルートの構成も必要。

とはいえ自分の普段の遊び方はそこにはあんまりなくて、写真撮ったり景色を眺めたり遠くのカフェを訪ねたり「走ることそのもの」ではなくて「走ることで得られる体験」の方にフォーカスしている。

今は目的があって今までよりも強度を上げてるけど、そう言うのも含めていろんな楽しみ方があるなあと感じる。いい悪いでもなくその違う事を楽しんでる。
もちろんそれに特化した機能やバイクの構成みたいなものはあるので、鉄のグラベルバイクで走ることが最適解ではないかもしれないけど「意外となんとかなる」と言う面白さはなんかよいな。

ピュアロード、という言い方もあるけどオンロードを速く走る遊びはかなり純粋に走ることに振ってみるとその面白さははっきりするし、信号がなくてアップダウンがあり路面や景色が良いところを走ると楽しい。
毎回奈良や滋賀方面に行くけど、大阪だとどれだけ郊外に行っても信号も車も多すぎて走ること自体の面白さって味わいにくいところはある。自販機がどこにでもあるのはとてもありがたいけども。


和歌山なんかでもそうだけど、登ったり降ったりしながら車や他のチャリに会わず走ってられるところは快適でいいな。この感じこれからもたまに続けて行きたい


機材のこと

バイクの種類も、靴や包丁やあらゆる道具と同様に目的に応じて最適のものがある。登山靴とランニングシューズ、街中に出かける靴は全く別の役割だけど、自転車を役割に応じて何台もと言うのはマンション住まいのサラリーマンにはなかなか厳しい。

自転車部屋があって、用途に応じたバイクを管理してる人もたくさんいるけど自分の生活にはそれは少し無理がある。メンテナンスの手間や用品の買い替えとか考えてもディスクのクロモリフレームのバイクをホイール替えてタイヤサイズを振り分けることで遊びの幅が広がるのはとても現実的だ。



今はグラベル用のアルミリムのホイールで700×38cのタイヤ履いてるやつと、ULTEGRA C36のカーボンホイールに700×32cのスリックタイヤ履いてるのとで遊び方を分けている感じ。グラベル用を700×38と650×47とかにしてもう少し遊び方増やしてもいいかなとも思うけどそれが最大くらいだろうか。

用途に応じて自転車自体が変わっていくの羨ましいと思うけど手入れも大変だし、今からフレームまた増えると思うとその予算分で遠征する方が自分にはあってる気がする。一台丸々組み上げると海外ツーリング余裕で行けるくらいになる。

次のステップとして電動化もかんがえてるけど、電動化とペイントしなおし、ホイール買い足しとかだと「新しいの買うのと同じくらいかかる」のもまた事実だけど余ったフレームどうするかとか考えると同じバイクを乗り回せる方が自分にとっては楽しいと感じる。 結局何が好きでどう楽しみたいかってことなんだよなあ。

自転車は機材スポーツなのでそりゃいいもの使えば快適になるし専用のバイクでより遊び方も変わると思うけど、家庭環境や居住環境考えてもどんどんバイクが増えるような生活は自分には向いてない。それでもあれこれ遊べる可能性があって良い

最後に

なんとなくいつも通りで遊んでる去年までの感じから少しはみ出してあれこれチャレンジしたり遊び方を変えて走ってみると視座も変わるし面白い景色も見えてくる。「新しい事を始める事」を毎回楽しもうとしてるけど、新しいことは新しいだけじゃなくても踏み出し方ややり方だけでだいぶ変わるのだという気付きがある

もっともそれをやるにはある程度それを見越したバイクじゃないといけないのでなかなか簡単ではないかもしれないけども。

おしまい