Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

Apple Watchをサイコンとして半年使ってみて、専用機の購入を検討している話

Apple Watchを買って半年、そこそこ限界も見えてきたので改めてまとめておく。あらかじめわかってた使ってた部分はあるけれど、そろそろサイコン買おうかなぁというのが半年で2,000kmくらい走ってみて見えてきた結論。次に何を買うかはまた別の話だけど。

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Apple Watchで2,000kmほど走ってみて

2,000kmなんてチャリ乗ってる人に言わせればそんなに大した距離じゃないということはよく分かってる。走る人は本当にすごいよなと思う。とはいえ、街乗りや近距離のチャリ通勤くらいの規模じゃないというのもある。

で、結論として簡単にいうと

1日まるまる乗るような、6時間以上のロングライドではバッテリー容量的に不十分



その範囲内に置いては、おおよそ充分な機能を備えていると思う。朝から出かけて昼には戻るような、昼前に出て昼飯食って遅くなるまでに戻るような程度ならハンドル周りもごちゃごちゃしないし店に入るときに盗難にあう心配もない。でもそれ以上になるとやはりしんどい。


Apple Watchのサイコンとしての使い方

・strava
基本的にはこれ。iPhone用アプリとか各社いろいろ出してるけれど、環境が変わったり機器を買い換えたりしてもずっとひとところにデータ置いておけるというのは心強い。

Apple Watchのアプリ自体はシンプルで走ってる時に見れるのは最低限の機能だけ。帰ってからルートや斜度なんか眺めてその機能があれば僕としては十分。

しかしまあ、GPS心拍計と、チラチラ眺めるモニターのバックライト、流石にバッテリーは食うのでやはりなかなかうまくいかない。


・純正アプリ
これも基本的な機能はstravaと同じようなもの。Appleお得意の「自分のところでサービスが閉じてるからデータを使いまわしできない」というのは相変わらず難点。Macで改めて眺めることもできないのでこれを使う理由は特にない。


・地図のナビでは使えない
いろいろ探して見つからなかったのだけど、「自分で作ったマップのKMLだかGPXだかのデータ通りにナビ」に対応するアプリはない。Googleマップは気がつけば配布終了してるし、純正マップのナビは「A地点からB地点」なので、よくあるガジェットブログはこの解説こそしててもチャリ乗りの欲しい情報はない。

これあったらすごく便利なんだけどねえ。初めて走るコースを描いて走ってたら、交差点でタップして教えてくれて右か左かだけ指し示してるようなやつ。Googleマップのナビみたいに、ルート全て表示しなくてもいいんだけどね。

使ってみて理解した実績

・7時間以上のロングライドでバッテリーが持たない
先に挙げた通り、5時間くらいまでならなんでことなく動いてくれるし満足度は高い。でもだいたい7時間越えるとバッテリーがあと少しと通知してくる。切れてしまって保存できないと困るのでそのまま終わって後は時計も見れずに走るんだけど、Apple Payも使えなくなるし時間見れないのは不便だし、knogのpwrみたいのつけて走るのも不便そうだ。

分かってはいたけどバッテリーがボトルネック。これはまあ仕方ないところかな。


Apple Payが圧倒的に便利
走ってる時に小銭がいらないというのがあって、コンビニ入る時にさっと行けるのはありがたい。

あと、電車で輪行するのは圧倒的に便利で、ただでさえ自転車抱えて手が塞がってるのにPiTaPaや切符を持って乗る必要がなくなるのはもたつかなくて済むので良い。これは他のサイコン導入しても継続して使いたいなあと思う。

Apple Watchをサイコンとして使うメリット

輪行する時にApple Payはとても便利
さっきも書いた通り。重たい自転車抱えて、さらにバイクパッキングの外したバッグ類を別のカバンに入れて運んで、手は結構塞がってる。カバンの取り出しやすいところに定期入れや財布を置いといて、狭い改札をうんしょうんしょと通ってまたしまう、というのはとても大変。その点Apple Payでちらっとタッチして(左手に時計して右手側にある改札にタッチするのは大変問題は解決しないけど)通れるというのは楽チン。

あまり語られることが少ないけど、輪行Apple Watchはとても相性が良い。


・休憩する時にサイコン外すみたいな心配がいらない
ちょっとコンビニに入る時、トイレ、観光。サイクリングしてて自転車を離れるシーンはちょくちょくある。鍵はかけるとして取られたら困るようなものは自転車に置いておけない。盗難はいつまでもなくならないしそんなリスクを抱えて自転車に乗り続けるのは大変。ガーミンなんて5万もするようなものをハンドルにつけたまま走るのはやっぱり大変。ちょっとした時に外したりつけたり、気を遣いながら乗ることはそれ自体がストレス。いらん心配せんで乗っていられるApple Watchは便利だったけどな。


・ハンドル周りがごちゃつかずスッキリ

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ハンドル周り
バイクパッキングでハンドルに荷物をつけようとすると、ドライバッグをくくりつけたりステムバッグ、ライト、サイコン、あれこれステムとハンドル周りにつけるものもある。ハンドルの向こう側に伸ばすようなやつはハンドルバッグと干渉するからなあ。そこに取り付けできるものが減るというのは良い。


結局、Apple Watchの良いところは汎用機であることなんだけど、汎用機であるがゆえにバッテリー容量は小さいし充電はすぐに切れる。



Apple Watchをサイコンとして使うデメリット

・7時間以上のロングライドでバッテリーが持たない
だいたいこれくらいが限界とわかって使ってるぶんには問題ないんだと思う。日常生活でつけてるぶんにはほぼ2日はもつので、サイコンはサイコンとして使ってさらにApplePayや通知を受け取るように使うのは良さそう。心拍計だけをサイコンとBluetoothで連動させることはできないので、別途腕時計タイプつけるならお役御免になってしまう可能性がある。

その辺がApple製品の半端なところだなと思う。残念。GPSと心拍一気に測るとそのくらいが限度だけど、心拍だけなら普段から計ってるし1分に1回連携するみたいになってればなんとかなりそうな気がするけどな。サードウェーブのアプリもそこまで拡張してる感じでもないので今後どのくらい広がりが出て来るんだろうかとうのはきになる。


サイコンとの使い分けについて

さて、チャリ乗るときはサイコン買って使おう、ってなるとAppleウォッチの出番はあんまりなさそうだな。GarminなりLEZYNEなりのサイコン買って、そこに心拍が読み込めればいいんだけどそうもいかないので安い心拍計を別でつける。両手になんか巻いて走るのかというとそれもなかなか面倒だな。

最終的にはGarminの520とかがいいんだろうけど、安いLEZYNEを使って見たいのもある。結局Garmin使うんだから最初から買ったほうが安いよ問題もあるけど。

その辺はまた別の時に悩むことにする。