Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

グランフォンド京都の予行演習としてアワイチ走ってきた

5月の連休明けにグランフォンド京都で150km 2000upというのを走りに行くのに、だいたい100kmくらいしか走ったことが無かったので一緒に行く友人から150は一度走った方がいいと言われて、適度な距離と上りの淡路島まで行ってきた。


グランフォンドが150km 10時間というレギュレーションなので、登坂や休憩全部あわせて15km/hのアベレージが必須。淡路島はこれより登坂が少ないので(1300upくらい?)もう少し速いペースで走らないといけない。

ということで、「景色を楽しみながらサイクリング」みたいなやつではなく「ペースを守りながら、走るのや栄養やいろいろなバランスの調整」というのが目的で走りに行くことに。


行った人の話を聞いてて「脚がなくなった」「ハンガーノック」「コンビニ締まってた」みたいのが結構あったのでビビってたところは正直あって補給も多めに持って行こうと準備した結果、あれこれ詰め込んで持って行くことになって結果的にそこそこ荷物が増える。コンビニとエイドでなんとかなるのかもしれないけどチューブや工具はどうにもならんもんなあ。友達と共有して行けば良いのかもしれないのだが。

走ってみて感じたあれこれ

早朝に家を出て、比較的すいてる湾岸線から明石海峡大橋をわたって淡路島へ。8時前には出発できたのだけど既にそれなりの数のサイクリストが走っている。ひとりの人、グループの人、数人で走ってる人。個々で見かける人たちはだいたい同じタイミングで周回して行くのでコンビニなんかで何度も顔を合わせる。ロングライドあるある。

岩屋から洲本までがステージ1。ひたすら平坦、海沿いを早めのペースで脚を回して進んで行く。アワイチのステージは地元で走るのに似ていて「平地→山→平地」の構成で、最初の平地でウォーミングアップしながら距離を進んで山に向かう。普段と違うのは全体の距離が3倍くらいあることで、平地の距離がとても長い。普段はこれでのんびり行っててもいいのだけど全体のアベレージと自分の脚力を思うと無駄に時間を使わず、かつ脚も残して山の入り口まで行かないといけない。平地で信号ないと走りやすいけど。


そして洲本を超えてからの登りがステージ2。5年半前に走ったときは「こんなもん無理じゃー!」ってなってたけど、なんとか走れるようにはなってきて、そんなにスピードは出せないけど一通り山はクリア。腰の痛みを気にしたり、全体のペースを考えてキープしたりしながらなんとか登りきる。ううむ、もっと登れるようになりたいなあ。


▼峠を越える瞬間のカタルシスたるや


平地だけなら25〜30km/hくらいで走れて、山ゾーン終わった後の平地でも同じ感じでは走ることができた。あとは山のペースをどうするか、みたいなことか。


実際に150km走ってみて、いつもそこまで気にならないことが出てきたり、脚やお尻の痛み、ウェアは何が最適か、持ち物、装備、あれこれと気にはなってたけど50〜70km程度のライドが多い中ではそこまで顕在化しなかった問題もいくつかはっきりしてきた。これは事前に走ってみた良い結果。あと1ヶ月半の中でどこまで準備できるか(お金をかけられるか)はあるけど、少しずつ改善していこうと思う。

【改善点】ペース配分のためにサイコン必要

「サイコンみながら走るほどのことでもないからなあ」と思ってApple Watchで計測したりしてたけど、「100km以上走りに行く事はそんなに無いからなあ」というのが一番の理由。

ロングライドに否定的なのではなくて、「休みの日に朝から晩まで丸まる家を空けてチャリ乗りに行く」というのが現実的ではなくて、片付けや子供と遊んだりしてると午前中だけや昼からだけみたいなのが多くなるから困ることは無かった。

Apple Watchをサイコン使いした時に訪れる限界はバッテリーの問題もあって7時間くらいがいいところ。それ以上だとそもそもバッテリーもたなくなるし、その時間乗ろうと思うとペース配分なんかをみるのにやっぱり数値で確認する必要はあるなと思った。ケイデンス、心拍、パワーメーター。どこまでやるのかは財布との相談になってくるのだけど、ひとまずはスピードや距離、走行時間みたいな当たり前のことを把握できるようにはしておきたい。腕をあげて確認するのも安全ではないからなあ。


結構前から検討していたけど、価格、サイズ、機能、などなど考えてLEZYNEのスーパーGPSを購入予定。Garminの820もいいなあと思うけど、地図は基本的にはiPhoneでみれば良いかと思うのでまずはこれでしばらく使ってみようと思う。色んなレビューでも評価は上々。


【改善点】食料、補給、栄養、回復

他の人と走ってて、自分はけっこうマメに補給しないとしんどいなあということがわかってきたので、途中でコンビニに寄るタイミングには積極的にゼリーやバナナ、ドリンクなんかを補給するようにしてみた。




よく言う「脚が売り切れる」というのがどういう状態かというのもあるけれど(ここは追ってちゃんと調べたい)、それとは別にハンガーノックにはならないようにしないと行けないし、多分自分で思ってるよりもハイペースでカロリーを使ってるんだと思う。

バナナ、羊羹、スポーツドリンク、などなどあるけれど食べ過ぎるとおなかにたまって苦しくなるし、消化によい食べ方、摂取の仕方みたいなことはちゃんと考えないと行けないんだろうな。どのタイミングで何を摂取するのか。カロリーと行程と自分の消化バランスをみながら。


アワイチは、後半西側にほとんどコンビニや商店がないエリアがあって余分に持って行くようにしたけれど、それでもなんとなくヤバい感じがして見つけた食料品店でパンを買って流し込んだり、持って行ったジェルは最後の頼みの綱として残しておいたけどどこでそれを補給するかみたいなことはまた考えないと行けないんだろうなあ。


あとは回復。最後に平地が多いと回しながら乳酸を散らすとか、サプリメントプロテインやその辺で効率的に疲れを翌日に残さないやり方があるはずでその辺はもっと勉強しないと行けないなあということを感じている。アミノ酸プロテイン、BCAA、アルギニン。色んなサプリメントあるけどこれもこれから要検討。

【改善点】正しい自転車ウェアの選択とは

空気抵抗の少ないサイクリングジャージとビブショーツ、というロード乗りの正装は基本的にそんなに好きじゃなくて、チャリ乗ってる間は良いけどコンビニや食堂でそのまま入って行くのは他からみていい印象にはならないなあと思ってる。そこの是非はあるだろうけど、僕自身はそう思うし「そんなにガチでいかんでもさ」みたいのはあるんだけど、長距離乗るのに効率がいいのも確か。

これはそろそろちゃんとした上下揃えないとなあ。春先は朝昼で気温もけっこう変わるし、気温、天候、雨、風、走るポイントであれこれ替えて行かなきゃ行けないこともあるんだろうけどそうなると圧倒的に装備が足りない。


ウェアも少しずつ揃えて行ってるけど、「ちゃんと走りやすい基本のセット」みたいなのと「ウインドブレーカみたいなバリエーションつけやすいアイテム」てのはやっぱり必要だなあ。セール待ちとか細かいこだわりとか言い出すといつまでも何も買えないので適当なところで良いのがあれば買うのがいいんだろうな。

この春先の時期に海外通販でセールやってるやつは大体サイズが合わないし、値段とデザインと機能のバランスって難しいなと思うけど。春モデルが順次掲載されたりしてるけど、メーカーサイトには載ってるけど日本で取り扱いないとか、近くの店に置いてないとか、もうちょっと出せばこっちのになるなあとか悩ましい。

ロゴがデカデカ入ってるやつは基本的に好きじゃないのでシンプルで色の綺麗なやつがいいなあ。これは5月までまだ時間あるから追い追い考える。とか言ってると時間なくなるパターンだけど。

グランフォンド京都に向けて

家の用事とか考えるともうまるまるロングライドやりに行く余裕はないけど、もう少し登りの練習したいな。過去に2000up自体は走ってるけど、距離あるときにハイペースで行くのは怖いなー。むむ。

機材揃えて、体も整えて、楽しみながら走れるようにしたい。

「車止めてもOKな温泉」がロングライドに最高

今回、車を停めたのは淡路のSA降りてすぐのところにある「美湯松帆の郷」という温泉。色んなところで「本来の利用目的でない駐車の是非」が言われるけど、ここはサイクリスト歓迎で少し離れた砂利の駐車場があてがわれてる。


この「ゴールしてそのままお風呂」のシチュエーションは最高。こんな事してるとどんどん輪行より車の方がいいなってなってくる。車すごい。


問題は風呂に行くまでの最後の登り。150km走った後に400m 平均斜度11.8%の激坂が待ってる。かなりきつい。これさえ乗り切れば風呂とアイスクリーム!というモチベーションでやり切るしかない。しんどかったけど次もここに停めるんだろうな。


アワイチしんどかったけどまた行きたい。