Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

西宮を走る街乗りと自転車遊び

週末に西宮まで自転車乗りに行ってきた。
西宮?六甲山かな?あたりが一般的なサイクリストの認識ちゃうかとも思いつつ去年から3回目の西宮ライド。毎度他の人の地元を走るライドは楽しい


家庭と自転車と

サイクリストとか趣味は自転車とか、具体的な遊び方や面白いと思うポイントは本当に千差万別で色んなクラスタがある。幸いにもここ最近は自分と近い遊び方をしてる人たちと仲良くなっていつも楽しい

家庭や、仕事や、家族環境や色々あるけど「都合の合う時に自転車乗って遊ぼうぜ」みたいなのがベースにあって家庭を大切にしてる人が多いとは思う。なんとか時間の工面して、遊びに行く分家のこと済ませて、なんとか予定合わせてこの日に遊びに行こう、ってなる。

集合場所に至る裏側の事情のことまでは知らないしライドの外のことはそんなに踏み込むことでもないという仕事みたいな考え方もあるけど、いろいろ工面した上で遊べるタイミングは楽しく遊ぼうってのはとても心地が良い。



自分は子供が少し大きくなって休みに一緒に遊ぶとかもなくなった(寂しい)。
まだ幼稚園やそれくらいの子供がいる時は原則休みは家族で何かをするとかどこかに行くことが全てだったので、独身で山や海やサイクリング行ったりするような人を見て羨ましいなと思うことももちろんあったけど家族でピクニックしたり水族館いったり一緒に遊んだりする方が楽しかったので特に後悔もない。

てことで家庭で過ごす時間の優先順位が高い友人が、なんとか都合つけて遊びに行こうぜってなるタイミングに、その有限な遊びの時間を余さず満喫しようとするので必然的に楽しい。
自分にもそんな時があったし、子供のことを任せて遊びに行ったフジロックの開放感は今でも忘れない。翌年は妻がフジロック行ってその間子供と遊んでたのも同じくらい楽しかった。

あなたのホームコース見せてください

「地元で遊ぼうぜ」は個人的にその延長線にあると思ってて(人によって違うけど)、生活の中の少し空いた時間を「家から離れて自転車乗って少し色んなことをリセットする」みたいなことで走る気持ちはすごくよくわかる。

思いっきり身体を動かして何も考えないという遊び方もあるし、今までの日常を少し拡張したり角度を変えたりして新しい発見にワクワクしたりする。
子供といると後者の発見はとても多いので、1人でいてもそんな時間が増えて裏道や路地や川沿いの未舗装路みたいなのを走ったりする


同じような遊び方をする人が周りに増えてくると、しまなみだの乗鞍だの、スペシャルなルート以外でも日常の楽しみ方はどんどん広がるし、自分の地元で遊んだり、仲間の地元で遊んだりしてると「よくこんな細いわかりにくい道見つけてくるな」というのがどんどん見つかって楽しい。

誰かのホームコースは、その人の遊んでる形跡が良くわかる。あなたのホームコース見せてください、はただルートを引いて遊びに行くだけじゃなくて、ガイド付きでアテンドしてもらって、その土地に深く関わる遊び方があって僕はやはりそういうのが楽しい。他の人のことは知らないけど。


海と山と西宮

湾岸線を使うと堺から西宮は30分くらいでついてしまう。大阪と関空の間の堺と、大阪と神戸の間の西宮。なんとなく近いところもあるけど山と海がある阪神間らしい風景や、西宮神社や酒蔵、火垂るの墓のモデル地など見所の多い街中をうまく繋いで走って行く遊びは知らない景色ばかりのところが少しずつ繋がっていって楽しい。

気軽に行けるよその街で、いつもと同じ感じで遊べる環境があるのはやっぱり楽しい。早く遠くへ行くことがロードバイクという道具のコアな目的なのは事実でそれに特化した道具はたくさんあるんだけど、自転車というツール自体は身体の移動を少し身軽で自由にして、それを軸にして話が弾んだり息抜きできたりしつつ運動になって健康に良いというのは本当に最高である。

今回は仁川方面まで足を伸ばして思いの外走ったけども、また機会合わせて遊びに行きたい。道というか、街や人や、そういうのを一緒に楽しみに行く趣味としてのサイクリング。楽しい。


最新のバイクや高いパーツや、そういうのもなんか良いなと思うのだけど、気心知れた友人とサドル跨ってはしゃいでるだけで週末最高なのでとても幸せである。自転車を通じて人と知り合ったり輪が広がったり、家庭と職場以外に歳とってからこんなに話が広がるもんかという面白さもずっとある。だからこそその小さなコミュニティに貢献したいとか力になりたいとかみたいな事をぼんやりと思うのであります。


何回楽しいって書いたかわからんけど、西宮楽しかったのでまた行きたいです。