「サイクリストの聖地」とまで言われるしまなみ海道、行った人がだいたい絶賛してるので一回行ってみたいなあと思いながら地図を眺めたりしてたけど、ちょっとタイミングが合ったので地元の友人を訪ねて輪行で広島まで行ってきた。
Bike to Studium
サッカー好きでちょくちょく見に行く僕にとって、「アウェイ観戦」というのはそこそこ憧れが強い。近場の神戸や吹田だと気軽に行けるけど、新幹線乗るような奴は流石にしょっちゅうは行けない。年間の予定が出たときに、タイミングや気候的にどこが面白いかなとあれこれ考える。
チャリ旅行でスタジアムまで。
観戦中外に停めて置くのかとか不安もあるけど、今回はチャリだけ乗って友人の車でスタジアムへはアクセス。アウェイ観戦の楽しみ方は、旅やグルメや観光とセットになるわけだけど、日本各地で試合はあるから眺めのいいところで自転車乗るのも楽しいに決まってる。
今回は、バイクとサッカーは切り離すことになったけどまあそれはそれということで。試合は結果的に1-1のドロー。広島サポーターの友人と見るにはいい結果、お互い面白い試合だった。
江田島ライド
朝、広島駅まで友人に迎えに来てもらい、荷物を置いたら宇品港からフェリーに乗り込む。grumpyをはじめとする広島の自転車乗りが散々写真や動画を上げている江田島を目指す。新幹線からフェリーという旅の感じでワクワクはマックス。この時点でまだAM8:30。
そもそも前の晩もワクワクしてあまり寝られず、チャリ乗りに行くのに致命的なくらいに睡眠不足で乗り込んでいたけど仕方ないわなあ。だって楽しいんだもの。
よその街に行った時は地元の人にアテンドしてもらえるのが最高で、下調べが適当でいいので綺麗な景色に出会う時の感動も大きいし、ルートや休憩の事を考え続けなくていいので周りを眺めることに集中できる。そしてよく乗ってる人ほど道に詳しくて車の少ない道を選ぶ。
スタートして港を後にして早々に始まるトンネルの連続とアップダウン。ブルーラインが通ってるメインルートではないけど海沿いの景色のいいところばかり縫っていく。最高かよ。
バナナ食べたり、プリン食べたり、写真休憩とったりしながら淡々と走るのだけどとにかく海沿いの景色が綺麗。ああ、たまらんなあ。
米軍基地や自衛隊の敷地、造船工場と見慣れない風景がどんどん出てきて驚きの連続。大阪走ってて眺める海はおまけみたいなもので、和歌山走ってた時の感動みたいなのがずっと続いてる。いつもと違いすぎる景色の感動。
ヒルクライムで登った先は旧海軍の砲台跡、その名も「砲台山」。坂がきつかったことは一旦忘れて、登った先の景色がすごかったことだけ覚えておこう。夏の入り口で雑草が伸びきって視界が狭くなってたというのだけどそれもまあしかたない。
歴史の爪跡や、技術の粋や、新しいものや古いものやそういう事をしばらく突きつけられる旅だった。眺めはいいし、景色も綺麗。坂はちょっときつかったけど魚もうまいし、なにより「船に乗って海沿いを走る」っていう大阪で絶対ない感じのライドの満足感が高すぎてたまらない感じだった。
続く