今月予定されていた「グランフォンド京都」が結構な雨になったので、雨を回避する意味でもDNSにしたのだけどさすがにちょっと残念だったので一緒に行く予定だった友人と時間の会うタイミングで走りに行ってきた。大阪の堺から、生駒、精華町のTOJコース、岩船寺、笠置、和束と人気のサイクリングコースをぐるっとまわってきた。
最終的に150km 1900m upなのでグランフォンドと同じくらいの距離になったけど、いやはやちょっときつかった。
気持ち的に堪える自分の登れなさ
笠置から和束方面に登る切山の登り、和束から京田辺方面に抜ける裏大正池。その辺でも過酷な坂を2つまとめて登ったのだけど、そこまで自走でいってたのもあるけど完全にくたくたになってしまい、足はつくし完全にへばるし、栄養補給こそ気を使ってハンガーノックにはならないものの自分としては散々な結果。
「速く走ることなんて目的としてねえんだよ」ということは簡単だし、カーボンにカンパのホイール履いてる友人にクロモリ鉄下駄で立ち向かうのも無理がある。そういう根本的な話をさておいても「まだまだ自分の脚力が屁みたいなもん」という事実がやっぱり気持ち的に堪える。
斜度がきつくて距離が3kmとかになって来るとけっこうへばってしまうし、もともと基礎体力が高いわけでもないのでその辺は適当でいいじゃないかと思うところもあるんだけど、脚に力が入らないし太ももはいっぱいいっぱい、腕の力が入らないとこんなことになるのかと自分で愕然としたりする。まいったなあ。
登れないよりは登れた方が楽しいに決まっているし「なんでこんな苦しいところ登らなあかんねん」と思いながら登っていてもやっぱり下りは楽しい。脚をついてでも登った後の達成感は強いから、これはさらっと登ったら気持ちいいんだろうなと思ったりもするけど。
機材、体力、体重。ちょっとあれこれ試しながらちゃんとトレーニングしたいなと思い出した週末。
既婚子持ちチャリダーのトレーニングについて
チャリ乗る時間を確保して練習して鍛えればいいんだということはわかるんだけれど、実際のところ家のこともあるし子供と遊ぶのも楽しいし、その中でどこまで時間を融通できるかというとその辺みんなどうしてるんだろうか。
奥さんもチャリ乗るので、一緒に出かけるときは必然的にコースもゆるやかだし強度もそれほど強くなくなってしまう。子供の用事、運動会、習い事、そんなことで否応無しに週末の予定は埋まって行くので純粋な自転車の練習に週末丸々割くようなこともできない。
通勤にチャリ使うようにしてみるとか(流石にもう暑いなあ)、奥さんと一緒に走るときにギヤの縛りをつけてみるとか、そういう創意工夫も必要なんだろうな。
食事もこれから気を使わないとな。お酒は普段は飲まないようにしてるけど、自転車の軽量化なんて、体重1km落とした方がよっぽど安上がり。好きでクロモリに乗ってる時点で軽さを突き詰めてもしかたいないんだけど、それでもホイールくらいは交換した方がいいんだろうな。
トレーニング、食事、パーツ購入。いろんなものの優先順位を整理してやりくりしないといけないなあ。それは家庭環境関わらず同じことだと思うけれど。
毎度「自分はあんまり走れないなあ」みたいなことを実感して思うことはやはり同じで、速さのインフレはドラゴンボールの強さと同じでどこまで行っても上には上がいるし、フルームより早く登れるのかみたいな話になるけど、なにもチマコッピやゾンコランを登りたいわけではないけど、登れると「今まで見れなかった景色」が見れるのも事実で、だとしたらやっぱり「ゆっくりでもいいけどちゃんと登れるだけの脚力」は欲しい。
そして結局、「だったら毎週この強度でのトレーニング」とか「この機材で勝てる」みたいなことかというとそれが難しいんだよなあという話。挫折や悔しい気持ちみたいなものを乗り越えてサイヤ人のごとく強くなれればいいけど、凡人は結局登るしかないよね、ということに。トレーニング、少しずつ頑張ろう。