Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

堺から伊勢まで、海から海まで173km

久しぶりのロングライド。今年はキャンプ行けてないなと思いつつ伊勢ゲストハウス目指して走ってきた。何も考えずペダル回してる時が1番幸せ。


▼堺のシンボル、旧堺灯台からスタート

明け方の堺から東へ。友人と奈良で合流するまでは慣れた大和川沿いをガンガン登る。サドルバッグに積んだ一泊分の荷物が重い

朝のうちは肌寒い。柏原から三郷までの間が意図せず日陰になっててとにかくお腹が冷える。トイレに寄りつつなんとかほぼ定刻に三郷町のコンビニで友人と合流。


最初の60kmくらいはフラットな平坦ステージなので、サドルトークも弾むし脚を回してなるべく筋肉に負荷をかけないように走る。この辺がずいぶん慣れてきたところだなあと自分でも感じる。大きな登りもないまま奈良の桜井まで到着。古い街並みや三輪大社の大鳥居を眺めながらいよいよ登り区間に到達。


今回はルート設定は基本的に友人がやってくれたけど、自分用の堺からのルートは引きなおしたり何度も地図を見てたのでおおよそのルートは頭に入ってて、それがペース設定にかなり役立った。

どのくらい距離や斜度の登りが続くのかと残りの距離なんかをきちんと把握しておくことでペース配分がきちんとできたのは大きい。

女寄峠までは10%区間もあるけど、ひたすらまっすぐな自動車道で、ついついスピードが出る下り側ではきっちり検問もやってた。一方登りは大変。同じ調子で見渡す限りの登りが続いて絶望的だけどなんとかクリア。「これを登れば大きいのは後1つだけ」という安堵感も大きかったな。


登ったところでひと休憩


今回はサドルバッグだけつけて、ハンドルのポーチはバッテリーや補給食のみ。荷重が後ろにかかりすぎるので次は何か考えたいけどハンドルバーバッグって結構するんよなあ。

補給のペースも良かったな。固形物を、早めに食べて胃が元気なうちに先のカロリーを蓄えるようにして、後半は基本的にドリンクやプリンみたいな高カロリーで胃の負荷が少ないものを取るようにしてた。涼しくなったので水を被らなくなったのも結果的に良かった気がするな。

東吉野の森の中を抜けて松阪へ。県境越えると少しテンション上がるよね。

そして松阪は川が綺麗でドボンしたら気持ちいいやろうなあと思うけどそんな季節は走るのきついという矛盾が。

▼香肌峡、って響きがエロいよね



松阪に入るとあとは基本的に下り。多少の登りはあるけど1km以下の細かい奴が多いので中盤の登り区間の疲れを癒してガンガン踏んで進む。時間的にはまだ余裕がある。


海から出発してひたすら山の中を走る。景色が変わったり人の様子が変わったり、同じエリアを回るのではない「ひたすら東へ」という走り方なかなか面白いな。130kmとか越えてくると「こんな距離走れるもんだなあ」と我ながら感心する。200とか300走る人のことはよくわからんけど、休憩したり、コーヒー飲んだり、寄り道したりしながら走るくらいがちょうど面白いな。


ゴール直前、薄暗くなってきた伊勢のカフェで一休み。補給にアイス食べて最後の活力を。


とりあえず一旦ゴールの伊勢市内まで到着。本当は翌日晴れてたら志摩方面まで行きたかったけど雨の予報だったので海まで行くのはまだ後でいいかーなんてのんびりした感じでその日はゴール。

風呂入って、飯食いながら反省会と次はどこ行こうかなんて話で盛り上がる。気の置けない友人てのはいいもんだな。個人的にはキャンプする方が楽しいんだけど、今回は友人と一緒に走ることを目的にあれこれ予定立ててたからこういうのもまた楽しい。


▼安すぎる。そして美味い


翌朝、10:00のチェックインまで雨は持つんじゃないかという根拠のない自信を持って宿を出発。まあ、濡れても帰ってシャワー浴びて着替えてからチェックアウトできそうという目論見もあったからちょうどいい感じだった。が、走り出して10分でおおあめ。



ビブのパッド部分までぐっしょり濡れてなんとかゴールの夫婦岩まで到着。感慨深い。海までたどり着いた達成感ハンパない。マジハンパないって。


▼堺から伊勢まで達成

帰りは近鉄輪行。宇治山田から難波で3,000円って安過ぎるな。いつでも来れる距離と値段。これはたまらん。


いやー、楽しかった。