Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

九度山に二度行ってきた週末ライド

週末、いつもの朝練メンバーで遠征。まだギリギリ桜が残ってるだろうという目論見で和歌山の九度山から高野山の麓あたりを目指す。

朝練部の良いところは「遠征するから1日がっつり走る」という心意気は全くなくて、いつもどおり「朝は早起き」「昼から子供の習い事あるので午前中には帰宅」というのがベースにあるところ。とても参加しやすい。6:30に九度山の道の駅集合、10時には解散。極めて「いつも通り」である。


1日目 朝練部ライド

早起きして自転車乗りに行く日は大体ワクワクして寝られず、寝不足のまま漕ぎ出すのだけれど、流石に車で行くと気をつけないとなと思いつつ結局睡眠時間は短い。

6:30集合と言われてるのに5:50にはついてしまってコーヒー飲んで時間を潰す。

トータルのコースは33kmと短いながらも650m upくらいなのでそこそこの負荷。それを最初のクライムで一気に行ってしまう。なかなかきつい。ただ、大阪と違って果樹の低木が多いのでつづら折りを曲がると眺めが開けていてさっきいたとこからこんなに登ったのかーと感慨深い。

二段上のガードレールが見えるのはなかなか厄介だけど、上から眺める景色のご褒美感てたまらんなあといつも思うわけです。

まだわずかに残った桜がカーブを曲がると飛び込んできたり、登りきった後に高地の盆地が出てきて急に視界が開ける。なんだここ、最高じゃないかみたいなことばっかり言いながら走ってる。


登った後は世界遺産にもなってる丹生都比売神社を参拝。派手すぎず慎ましやかで、でもとても綺麗で胸を打たれる。太鼓橋を超えて目に入ってくる本殿の壮大なことよ。桜はそれほど残ってなかったけど、もう少し早かったり、秋の紅葉の季節は綺麗なんだろうなあ。それなりに混むだろうけど。



そのあとはひたすら下り。最初に一気に登った高さをそのあとちまちまと行くパターンでとても心地よい。長い下りはブレーキで疲れたりもするんだけど、体重のシフトの仕方やコーナーリングの練習にとても良い。車も多いけど大体は高野山方面に向かう登りの車線で、下りの車は数えるほど。後ろからやってくるドキドキがないのもいいな。サイクリングは朝に限る。


なんだかんだと33km、休憩と写真ストップたっぷりなのに満足度めちゃくちゃ高くてたまらん。言葉にすると安っぽいけど本当に最高。

翌日のライド予定を変更するか?

大満足の土曜朝。寄り道したけど返って昼飯は家族も一緒に食べた。1日がかりの遠征もいいけど、半日であんなに楽しめたら素晴らしいなあ、みたいな事を奥さんと話してた。

さて、翌日は奥さんと走りに行く予定にしてて、予定では金剛山のトンネル目指してヒルクライムしようかと言ってた。ただ、僕があまりにも楽しそうにしてるのと一緒に行ってた友人も上げてた写真が楽しそうだったので、予定変更してもう一度行こうかという話に。


週末夫婦で走りに行くときは基本的に午前中で帰る40km前後のルートか、昼飯挟んで60kmくらいにするかだけど、今回は昼も外で食べる予定で子供らのご飯は別で用意したので多少往復に時間がかかっても問題なし。ということで、2日続けて和歌山に向かう。京奈和自動車道が無料、鍋谷峠を越える480号のバイパスもスムース。車で向かうのにこんなに便利なところなかなかないよねと早起きして車を走らせる。

2日目の九度山

ルートは前日と全く同じ、スタート時間は1時間くらい後ろにずれたけど後の行程は大体同じ。同じ道を走るストレスは全くなく、前日は友人に引かれるままついていったのを今度は僕が先導するからそれだけでも全く違った体験になる。幸いに分岐も少なかったしね。


前日の感動を奥さんがそのまま辿っていく。つづらで景色が広がる時の感嘆の表情、丹生都比売神社で境内に入った時の感動、ユニークな選挙ポスター。やっぱり大切な人と感動を分かち合えるというのはとても楽しい。こればっかりは写真や動画では伝わらないからなあ。



前日に気になっていた看板で写真撮ったり、気付かないでいた眺めがあったり、先の展開がわかるからこその楽しみ方もあったり。また今度行くときはどんどんアレンジしていったりするんだろうけど、慣れた道を走る楽しさはやっぱりある。11kmものゆるいダウンヒルはやっぱり刺激的で、対向車に注意してスピードこそ抑えるものの普段そんなに長くてカーブが適度な下りはないからロードバイクのリアクションを確かめたり体重のかけ方を調整してみたり、周りの景色眺めながらずっと楽しんで走る。


前日はすぐに帰ったけど、この日は近くで昼飯も食ってかえる。幸せ。こんなうまいチャーハンなかなか出会えないという驚きもついて来た。手軽に行けて、飯が美味くて、景色がキレイと文句なしの九度山ライド。再訪するタイミングも近いかもなあ。