【注意】
いまだにアクセス多いので恐縮ですが、2017年の記事なので情報が古いのでご了承ください。
「Apple Watchでストラバはそこそこ使えるけど電池が死にやすい」ということが今のところの結論です。
買っちゃいました、Apple Watch。いやあ、いいもんですね。年度末のストレスです。まあそれはいいよ。Series2が出て半年、チャリ乗りに有益な情報はそんなに出てないのでそこまででもないんだろうなと思ってたけどなかなかいいです。
軽く使ってみたのでレビューしてみる。
装着感
前に付けてたチプカシに比べると当然ゴツくはなるけれど、その前に使ってたSEIKOの機械式に比べると軽い。しっかりフィットするし、シリコンのバンドで留めてからバンドを内側に入れる感じなので最後に少しフィット感が増すのもいい。
ただしバンドは消耗品だろうなという気がする。メタルのものにして長く使うか、シリコンをこまめに買い替えて楽しむか。本体も3年くらいはちゃんとコンスタントに使いたいなー。
設定と入れたアプリ
基本的に時計とアクティビティログ目的なのでアプリは最低限にしておいて通知も入らなそうなものは切っておく。
SNS、メールの通知は最初受け取る設定になってて便利だなと思ったけど「そこまで要らんやろー」というのが正直なところ。フルに使えば色々捗りそうな気はするけど、5時間くらいがバッテリーの限度だとすると余計な消耗は抑えておいた方がいいだろうし。電話でもメッセージでも、そこまで重要性高いやつはiPhoneで見るからなあ。Apple Watch単体で使うシーンてそんなにない気がする。
アプリはデフォルトのものに加えて最低限だけ追加
- Strava
- Google Maps
- Yahoo!天気
こんなもんでまずは十分かな。そもそもStrava使えりゃなんの問題もない。
純正「ワークアウト」アプリでチャリに乗ってみた
これはチャリ乗りでなくてもガジェット系ブログでも書かれてるけどなかなか良い。むしろこれでいいんじゃないかと思う事もある。
▼計測中の画面。Retinaディスプレイ見やすい
画面に出てるのはこんなもん
- 経過時間
- スピード
- 心拍(リアルタイムではないと思う)
- 走行距離
シリアスな人にはケイデンスやパワーメーターなんかも欲しくなるだろけどその辺どうなんだろうな。ケイデンスセンサーとBluetoothでつなげたりするのかなー。また気が向いたらやってみる。
▼計測後のiPhone「アクティビティ」アプリの記録
これがなかなか良い感じ。画面が綺麗でみやすいのはさすがという感じだけど地図に経路がマッピングされてるのとその時の天気も出てきて後から見直すのにも良い。平均速度のところを開くと1km毎のスプリットも出てくる。ヘルスケアとも連動するしなかなか良いなーと思うのだけど、この一点だけで決定打にならない。
取得したデータが閉じていて他のアプリやサービスに共有できない
ほら、チャリ乗りの人の「はい、解散解散」という声が聞こえる。うーむ。
Apple WatchのStravaアプリで計測してみた
「StravaのアプリがApple Watchに対応!」なんて見かけるけど実際に使ってる人の情報あまりにもなさすぎてやきもきする。多分、Strava使ってデータや記録残そうとするような人はちゃんと使いやすいサイコンからStrava側に共有かけてるはずだからあえてApple Watch使わないんだろうなと思う。とてもシンプルで明確。そりゃそうよね。LEZYNEのSUPER GPSなんて2万切ってるわけだし、心拍センサーだけならmio fuseとかあの辺ので問題なさそうだもんねえ。
ちょうどロードバイク買ったばかりで、サイコンどうするか悩んでて、クロモリのすっきりしたハンドル周りにごちゃごちゃ付けるのいやだなあと思ってたのと、サイコンにセンサーに乳バンドつけてと考えたらこれ一つで他のことにも(特に電子マネーはうれしい)使えれば結局安いんじゃないかと思ったのがそもそも。
項目は「ワークアウト」と同じ。スピードが大きくなって視認性が高い辺りはスポーツ専用アプリのこだわりかな。実際見やすい。ちなみにこの画面のカスタマイズメニューがなくて無理そう。iPhoneのStravaアプリと比べると心拍の項目が増えてるけど、iPhoneの画面って走ってる時に見た事ないから特に気にならないな。ここのカスタマイズもシリアスにやると重要なポイントだろうしシリアスな人(ジャストライドでいうところのRacerだね)には必要だろうけど、まあ無くても特に困らない。
▼計測後のStrava iPhoneアプリの画面
Apple WatchのGPSで計測してるけど経路もちゃんとマッピングされてる。iPhone側とどんな通信してるかわからないけど試しに機内モードにして歩いても地図で残ってたから単品でもいけると思うけど。
▼iPhone単体だと取れてなかった心拍の項目
明らかに取れてないところが見受けられる。この辺もシリアスな人の意見分かれそう。僕の場合リアルタイムで心拍見ながら運動強度考えて回すみたいな事しないし(機材ないからしてなかった)そこまで必要かはわからない。あるに越した事ないだろうけど。多分、ある程度自分のペースや負荷かけた時にどのくらいの推移になるかみたいなことが把握できればそれでいいような気もするなあ。
▼iPhoneの「アクティビティ」にも読み込まれてる
純正「ワークアウト」アプリに比べると経路のマッピングがなくなってる。まあそれはStrava側で見れるから特に問題ないけど。速度のスプリットもない。
ふむ、不足分はあるけど自分としては特段気にならない程度かな。あとはバッテリーの持ち具合。10分やそこら走ったくらいではわからないので、来週友達と60kmくらい走りに行くのでその時がっつり使って実験してみよう。昼飯挟んで5時間くらい計測できればそれも十分。多分実際には週末に40kmくらいをエクササイズ的に走りに行くのが自分の生活にはせいぜいというところで、何日もトレイルや国道を走り続けるようなことはそうそうないはずだからなあ。バイクパッキングするような時はiPhone側で計測してモバイルバッテリーつなぎながら走るのが現実的かな。
あと、手首を持ち上げないと画面スリープから復帰しないのだけど、これが思ったよりも上に持ってこないとダメ。ハンドルの上ではなく、胸元まで上げないといけないので運転中に見ることはかなり危険。スピードがそこまででもなく、周りもゆっくりした通行で、ドリンクボトルとって飲めるくらいの余裕があるような時限定だろうな。それもあってシリアスに使いたい人には無理だと思う。心拍、速度、斜度(出ないけど)をリアルタイムに把握するのは難しい。
まとめ:Apple Watchをロードバイクのサイコンに使うには
使えるかどうかでいうと「使える」。ただし、「100kmまではポタリング」みたいに言い切っちゃう人は無理だと思うしそういう人は迷わずGarminでも使っているはずなので除外。
あきらめ、開き直りは必要で「こんなもん」と思ってる分には全然問題ない。ちょっと試した範囲で思うところにはこんなものです。
- ロードバイク初心者には運転中見るの危なそうなので難しい
- 「これくらいスピード出た!」みたいな実感がある方が楽しいので安くてもサイコン使った方がいい
- シリアスなローディーにも、機能不足、バッテリー不足で難しい
- その間で、2〜4時間、週末にのんびり乗ってる人にはよさそう
- チャリ降りた時に「サイコン外さなきゃ」とか考えなくていいのがとても便利
- stravaの計測はiPhoneアプリに心拍計測機能もつくのでかなり良い
- 「Hey Siri!」って話しかけて起動できるので計測開始ももたつかない
- ハンドル周りすっきりするので便利。バイクパッキングでいろいろ付けても干渉しない
- 純正のワークアウトアプリからstrava連携してくれれば文句ない
いやあ、これはいい買い物だ。来週サイクリングいくのでバッテリーと電子マネーの使い勝手を試してみるのでまたレポートします。