「バイクパッキングとは何か」みたいな定義は余計な議論を巻き起こしそうなんだけどそこは特に意図するところではないので、キャンプかどうかは問わず「キャリーをつけずに自転車にバッグを取り付けて旅に出る」くらいの感じで、今回の広島の旅のパッキングについてまとめておこうと思う。
自分的なフルサイズ バイクパッキングについて
5月にキャンプに行った時のような、キャンプで自炊もする前提の荷物が一番大きくなる時だろうな。テント、寝袋、バーナーにコッヘル。テントでなくハンモックとか、ビビィでコンパクトにするとかやり方はいろいろあるだろうけど、自炊+キャンプになるとどうしても荷物は多くなる。
自転車旅行(バイク・ツーリング、と呼ぶのが適切なのかな)を日本国内でやる限り、海外のトレイルみたいに「何日分の食料と水を全部バイクにくくりつけて」みたいなことはあんまりないし、キャンプ場に向かう途中で商店や飲食店が全くないってことはあんまりないだろうな。ないとは言ってないけど。
というところで、長距離のフルサイズバイクパッキングだとしても4サイドであれこれ詰め込んで、みたいにしなくてもまあなんとかなるよなあ、とも思う。
ゲストハウス旅の軽量バイクパッキング
今回の広島は、友人宅やゲストハウスなどに泊まるのでキャンプ道具や自炊道具がいらないという前提があって、パッキング自体はかなり軽量。それでももちろんそこそこの量にはなって、クロモリのバイクにくくりつけて水のボトルがフルになると総重量は19.5kgだった。数字で見ると少しげんなりする。
輪行バッグがあったり、自転車停めて食事に行く時の格好があったり、ある程度荷物は絞り込むことになっても追加で必要なものってのもいくつかある。輪行している間に手持ちするトートバッグなどなど。
荷物はある程度減らして、なるべく軽量にしていく。結局このタイミングでも「ひとつひとつの物を数グラム軽く」とかではなく「いらないものは持っていかない」ていうのが必要。あとは旅のスタイルの問題で、圧倒的に荷物が足りなくてつらくなるのはきついのでバランス見ながら必要なものも持っていくなど考える。
持ち物リスト
自分のメモがわりに持ち物リストまとめておく。誰かの役に立てば幸い。
- 自転車用品
- サイコン
- 前後ライト
- ツールボトル
- おにぎりリフレクター →リアライトのバッテリー節約にもなる
- カバン類
- フロントバッグ OuterShell ドローコード
- サドルバッグ R250 ドライバッグ
- トートバッグ IKEAのテキスタイルのやつ
- 小分け用のドライバッグ ORTLIEB
- 自転車に乗る服
- 自転車乗ってない時の服
- Tシャツ ポリエステル混紡のドライ系 2枚
- 長ズボン(新幹線のエアコンで冷えるので)
- 替えのソックス、下着各種
- ウィンドブレーカー(雨対策も兼ねて)
- 衛生用品
- 手ぬぐい 2枚(入浴時のタオルも兼ねる)
- 歯ブラシ
- エイドキット(痛み止め、下痢止め、バンドエイド 等)
- 食べ物飲み物
- 電気機器、貴重品類
だいたいこんなもんだったと思う。パッキングが大きくなるときはApiduraの17リットルのやつ使うけど、入れてみるとスカスカになったのと、雨を見越して今回はR250の防水サドルバッグを使用。R250はレビューみるとそこそこひどい書かれようなんだけど、とりあえずサイズ感の違うの揃えるとか、ツーリング重視でない人が年に一回旅行行くのに使いたいとか、とにかくバッグを用意するハードルが低いのがいいなと思う。今回使ってみて気になったのはシートポストとベルトのサイズ感が少し合わなかったことくらいであとは特に気にならなかったな。
お土産は先に広島で買っていらなくなった荷物と一緒に家まで宅配。多分適切なタイミングで荷物を自宅に送ることができると、送料分くらいの満足は簡単に得られるんだろうな。バッグを装着した感じは旅の感じがすごくあるけれど、そりゃあ走りやすいのは軽いほうだから、装備は適宜動かしていけばいいと思う。
サドルバッグやツールバッグ、必要に応じて何種類かあるとやっぱり便利だな。普段のライドの持ち物も、フロントとステムになんかつけてると不意の買い物や脱いだ上着、補給食も置いておきやすい。
小さいバッグやポーチは旅行で組み合わせもさせやすいしね。
自転車に乗る時の格好、新幹線移動でクーラー冷えそうな時、そして宿に着いた後に歩き回ったり寝る時の格好。その辺がうまくコントロールして走りやすくて荷物も少ない、みたいな組み合わせがうまく行くともう一段階楽しくなるのかもしれない。