Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

キャンプライドで能勢へ

月曜に有給をとって、日月の2日で友人とキャンプライドに行ってきた。月曜休みというのはなかなか良くて、キャンプ場も週末価格じゃなくなるし迷わずとも大体どこも空いてる。道も空いてるし週末丸ごと個人の用事に使わなくても良いので1日は家族と過ごすのに使える。とても良い。

ということで、日曜朝に家を出て大阪縦断して能勢へと向かう。


準備編

今回の旅は、フジロックに初めて行くというチャリ乗りの友人がテント泊するのに経験豊富な人と一度キャンプしに行きたいなあと言ってたのが発端。
僕も去年は全くキャンプライドできてないまま道具を買ったり増やしたりしてたのでどんな感じでパッキングできるか気になって試してみたかったのもあって、それならと友人何人か誘った。


持ち物リストを作って、忘れ物しないようにとウキウキしながら1週間前には荷物の準備を終わらせ(それでも歯ブラシ忘れたけど)早めにパッキングして積載を確認。

奥さんからすると「なによ遊びに行くのに浮かれちゃってさ」みたいになるんだろうけど、この事前の準備は結構大事。

前にキャンプ行った時は、フレームバッグに荷物がガンガン入るからと詰め込んでみたらかなり横幅をとってしまい、ビンディングで幅が決まってるからペダリングに少し無理があった。


ちょっと近所走るだけならいいんだけど、往復150kmくらいは走る見込みだったのでそうなると足首や膝に無駄な負荷がかかってしまう。


ということでフレームバッグの前の方に幅を取るテントを入れて、後ろの方はなるべくスペース取らないものを入れるようにとバランスをとった。前日には1時間くらい近所試走できる余裕すらある。素晴らしい。


9月に阿蘇に行こうと思ってるのでその荷物の量を考えながらどのくらい荷物が詰めるか考えながらモノを選ぶ。この準備が楽しくて、重さを測ったり持ち物厳選したりしながら自分の理想的なキャンプスタイルを作っていくのだ。バイクパッキングの面白さはここにある。

自分の理想的なパッキング

荷物は少なく軽く、峠でもガンガン走れる方が面白い。ロードバイクでがっつりオフロードは厳しいけど、逆に走りやすくなるからスピード出したりも楽しい。

未舗装路もあったけど、結局はGP4000で走れる程度の軽いところが一部あるよ、くらいが気軽でいいのだ。同行のカーボンバイクの友人ほどには気を遣わないし。


とは言え、荷物は軽いに越した事はないけどやりすぎるのもなんだかなあとなるし、軽くてカッコいい道具はやっぱり高い。金額見ながら道具を選ぶけど、自転車はトレランやハイキングほどシビアじゃなくて、舗装路走るならスーパーもあるしコンビニで補給食も買える。なんなら朝も晩も外で食べて調理用具持っていかないことも可能。

キャンプ自体は目的じゃなくて「自転車で遠くまで行って家を離れて非日常感を楽しみに行く」事が先に立つ。だからがっつり快適な道具を持っていくより、軽くてコンパクトな荷物の中で、楽しむための道具は持っていきたいというかそのバランスというか。



わかりやすいのはコーヒーセットとかで、今回は友人が持ってきてくれたけど、インスタントのやつを持っていく方が荷物はコンパクトで大幅に軽くなるけど、キャンプを楽しむにはあった方が良いよなあみたいな。


じゃあそれが今のバッグ類のなかでも収まるのかとか(入らなかった)そういうのを9月に向けてチェックして実際走ってみるってのが目的だったので道具については色々見えてきて面白かったな。

他の人の持ち物見て、そういうのがあるのかと感心したりなんかしてまたあれこれ悩んだりする。

キャンプ場まで84kmの往路

堺の家を出て大阪城で市内の友人と待ち合わせ。その後淀川を通って茨木の大きなコンビニで集合。そこまではほぼフラットなのでウォーミングアップがわりの34km。

カジュアルで短パンTシャツは僕だけで、他のみんなはジャージとビブで登場。その雑多な感じも面白いな。自転車なんてなんだっていいんだよね結局。


出発してからは11kmの上りの始まり。6%くらいの斜度がずっと続き、喉が渇いて日に晒されて、5月と思えないくらいの熱中症になりそうな状況。それでも、サドルトークしながら登って行って、その道中全く気を遣わない友人同士ってのは心強いもんだなと感心するのです。走るスタイルや脚力はバラバラでも性格的な気楽さはロングライドの基本だなあと。いろんな人と自転車乗りにいく機会が増えたけど、元々の知り合いというのは1番気を遣わないし気楽。


能勢で自転車乗りが集まるエマコーヒーで休憩。途中色々あって予定してたランチの店までは行けそうもなかったので早めにここで昼食。結果的にその目的地方面は通行止になってて迂回することになったのでいい判断だった。

しばらく走ってキャンプ場に到着。4人でオートキャンプ1サイト、ソロテント3張り張っても(どうせ他に客もいないし)いいよと事前に確認してたのでビールで乾杯してテントを張る。


能勢自体は前に何度かきた事あるし、そこそこ走ったとはいえ大阪府の中の話。他所と比べりゃ狭い大阪でも、いざ森の中のキャンプ場にテントを張ると遠くに来たなあという充実感がすごい。



そんなに何百キロと走るようなのでなくても、「自分の家を出て走ってたどり着いたキャンプ場」てのはなかなかの感動がある。交通機関乗り継いで眺めのいいところに行くよりも、初めて自転車買ってもらった時の「このまま漕いでいけばどこまでも行けるんちゃうか」という無敵感に近い。大人になって父親になっても基本的にはなんも変わってない。


人数が集まると、食事もやっぱり楽しいな。料理好きな友人が色々作ってくれるのもありがたいけど、一品あたりの量が少ないからあれこれ食べて楽しめるのも良かったな。リゾット、パスタ、ラーメン、サラダ、唐揚げ、ソーセージ。焼き鳥、オイルサーディン。缶詰に味付けしたり出来合いのもの買ったのもあるけど、料理囲んでワイワイ酒飲んでる楽しさは格別。


のんびり解散の2日目

キャンプの夜はだいたい寝られない。夜中に何回か目が覚めて、疲れもそこそこ残ったまま朝になる。

シングルウォールのクロスオーバードームは大人2人で寝ても全く結露せず、それは単純に湿度の問題もあるけどかなり快適だった。涼しくなって虫が出なかったのも大きいんだけど。

のんびり準備して、テント畳んで(しまうのも早かった)、記念撮影してキャンプ場を後にする。出発は結局9時くらいだったかな。1人だと多分6時とかには出てたかもしれないな。のんびりして、朝飯食って、他の人の様子見ながら出発。
ソロと違ってそこの都合ありきなのは自由度は低いけど、グルキャンだと開き直ってのんびりする方が気楽。1人の気軽さもいいけどね。


人数と荷物が多くなると必然的に行動ペースは遅くなるから、それを考えたペース設定にしてたのでそんなに遅れて困るようなこともなかった。


とはいえみんな予定や体力があったりするので、能勢で別れてそれぞれの最短ルートや体力に合わせたコースどりで帰っていく。大人の休みは気楽だよ。


僕は1人で箕面の気持ちいいダウンヒルを通って、前から行きたかったハンバーガー屋で絶品ランチを1人いただく。


最高。ただただ最高。日曜だと混んでたりするんだろうな。ダウンヒルも月曜朝で道が空いてて快適だった。紅葉の季節ならもっと混んでて走りにくいんだろうなあ。景色や季節や、ベストシーズンと呼ばれるものは多分色々あるんだろうけど、自転車にとって「車に邪魔されずに自分のペースで走れる」ってのはそれがやっぱり1番やなあと思うのです。


そしてそこからは大阪縦断ひとり旅帰宅篇。恐ろしいくらい全行程が向かい風でなかなか消耗激しかったけど、それもまた良し。いやー、楽しかった。



今年、後どこに行けるかわからんけども、前にキャンプ行ってから1年半くらい経って装備も増えたり脚も回るようになってきて、だいたいこんな感じやなーというのが見えてきた。無理せず、楽しみつつ、キャンプ行く方法はまだまだたくさんあるやなあと。少しずつ装備充実させてまた遊びに行こうと思う。次は秋かなー