Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

バイクパッキング1泊のパッキング装備のこと

1泊でバイクパッキングに持って行った荷物について。家だとなかなかこういう感じで撮れないので広げてとってみるといい感じ。

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▼持ち物のリストはここに買いた通り。
playbikecamp.hatenablog.com


去年の夏に琵琶湖まで行った時はクロスバイクにサドルバッグつけて行ったけど、それから少しずつ装備も増やして一旦は必要なものが最低限揃った状態だったので、それぞれ使ってみた感想をまとめてみようと思う。

一泊のバイクパッキングで持って行くべき荷物について

寝具はやっぱりかさばる。ダウンジャケットを上着と見るか寝具と見るかの差はあるけれど、「寝るときだけ使うもの」としては寝具にカウントしておく。

フロントバッグがわりのドライバッグに寝具を詰め込んでみたけれどこれが1番かさばる。ウルトラライトと考えながら選んでコンパクトにしても色々必要になってくるので何を持って行くかはとても悩ましい。今回みたいに晴れる前提なら少なくできるし、雨や大人数ならテントの分重たくなるし、みんなが1人用の用意をする前提ならいいけど次買うものは子供や夫婦でキャンプすること考えると2人用がいい、とか。

眠る時の快適さや食事の手間や楽しさは荷物のサイズに直結するし、自転車なら道端の食料品店や飲食店でなにがしかのものを揃えることも比較的容易。なんて思ってたら店が閉まってるとか宿泊地の周りに何もないとかそういうケースもあるわけで、空腹と寒さだけはどうにもならないので「最低限」の物を持って行くことになる。満足度とは。

「切り詰めること」は選択肢のひとつだけれど絶対的な正義ではないな。今回の荷物全部で7kgくらいだったけど、これが4kgになれば走るのは楽だけどキャンプの負荷は大きい。軽くするならビジネスホテルやゲストハウスも良いけど、僕がしたいのはそういうのじゃないから多少の荷物は抱えて走ろう。その上で楽しめるものやあると便利なものを脚力と相談しながら増やして行くのが良さそうだ。

フロントバッグ替わりのORTLIEB ドライサック

今回の1番のチャレンジはこれ。「荷物入れるのにフロントバッグ欲しいけど高すぎるしなんかないかなあ」と探してロールアップ式のドライバッグをハンドルにくくりつけた。

安全面については一切なんの保証もないし、メーカーにしてみれば「そんな想定外の使い方しやがるアホがいた」ってな話だけどこれがかなり良かった。


前段階として、ハンドルのサイズにHelinoxのチェアワンがサイズぴったりだなと思ってはめたのが始まりでストラップをブラケットに引っ掛けてテストしてみた。これが5リットルくらいのサイズなので、もっと大きいのないかと探したら防水の最大手ORTLIEBのサックがちょうどいい感じだった。片方ハンドルに引っ掛けて、本体をマジックテープでハンドルに固定。


ブラケットポジションで少し持ちにくかったりハンドル持つときに少し制限はあるけれど120km走ってみて特にこれといって危ないこともなかった。タイヤまでのクリアランスもあるし、ハンドルも広めのやつなのでシフトやブレーキにも支障なし。ただまあこれで完璧かと言われるとそうでもないし、紐が緩むこと考えるとちゃんとしたハンドルバッグ使う方が利口そうだ。


ハンドルバッグはロールアップでサイズ調整できるのが多いけど、ハンドルに直付けするだけのタイプだと取り出しにくそうなのでAPIDURAとかのやつは正直ドロップハンドルには厳しそう。BlackburnかPorcelain Rocketか、その辺りのドライサックをハーネスで固定するのが使いやすいんじゃなかろうか。

NITTOのハンドルB135

ドライバッグをくくりつけたときに「そうそう、これこれ」と思ったのがニットーのハンドル。BLUE LUGのサイトとかでつけてる人が結構いたので気になってたんだけど、変な形もさることながらランドナー用で荷物をフロントに付ける前提でブレーキやシフターが使いやすいように広げてあるということでまさに自分の要望通りだなと思ってチョイスしたけどこれが良かった。



普段近くを走ってる時はもっと走りやすい持ちやすい形があるだろうけど、たまにこうして荷物積むときに使えるなら特に問題ないかなあというところ。

価格も安いし、ハンドルに関しては使ってみてその上で使いやすいかどうか判断しなきゃなと思ってたけどこれなら十分自分の要望には叶っている。もっと広がってるやつは普段使いにくそうだし、荷物積む前提なら今のところ文句なし。

フレームバッグ試作2号

カバン屋の友人に借りた試作2号機。コーデュラ生地のカモフラージュでかなりかっこいいんだけど「一気室で仕切りなしで作れる最大で作ってみた」というそのサイズはかなり大きく、15リットルほどでガンガン入れられるけどボトルケージにガッツリ干渉してしまう。


前三角を全部埋めるタイプのもあるけれどどちらがいいかは少し悩ましい。

フレームに合わせてオーダーで作ってもらえるけど、前三角全部埋めるタイプのだと荷物の出し入れが少し面倒になるか。ドリンクボトルはハンドルに付けられるとしてもサイズが大きくなる分横にも広がるので当然内膝が擦れるし、避けようとするとペダリングが怪しくなる。それなら下のボトルのスペース確保してシーンに応じて付け替えできる方が便利そうだな。

中に入れてたものと、これから増えるかもしれない荷物のことを押し並べて考えてみて考えたい。


物に関してはかなり満足。防水ではないけどコーデュラは生地自体が強いし、止水ジッパーにサイドポケットまでつけてあってかなり使いやすかった。次に旅に出る時までにオーダーしていきたいもんだなあ。

APIDURA サドルバッグ

バイクパッキングの定番、見た目もインパクトのあるこいつは今回もとても良かったと思う。フレームやハンドルに荷物を多めに分散できたので積み込むものも軽くできたし、その分ダンシングしても左右に思いっきり揺れるようなことも少なかった。


積載量はかなり多いのだけど、フルで積むと当然かなり揺れるけど、荷物を分散しながら小さく使うぶんにはとても使いやすい。固定したまま中のものを出したりできるのも良い。いろんなメーカーがサドルバッグ作るようになって選択肢が増えるのはいいことだと思う。使ってみて感じるAPIDURAの良いところは、「上部のゴムストラップがちょうど良い」「着脱しやすい」「きっちり締めやすく乗ってる時に気になりにくい」みたいなことか。他のもの知らないけど使いやすくて良いと思います。

プリムスのバーナーとOD110缶の組み合わせ

ウルトラライト的にはアルコールバーナーかエスビットみたいな固形燃料、ネイチャーストーブが定番だろうけど、実際のところどれでもそんなに変わらんのじゃないかと思ったりする。

燃やすものと燃えるもの、着火するものと燃える時間なんかのバランス見ながら色々やればいいんだろうけど、固形燃料って結局小さいやつは値段高いし燃やす時間で重さも変わるし、「お湯を何回沸かすかわからない」みたいなことになると難しかったりするんだろな。


ガスの残り量を心配しながらやるのがいいのか、固形燃料ある分しかつかえないのがいいのか、枝を拾って来たら大丈夫に賭けていいのかみたいなところか。実際、バーナーとガス缶で230gくらいのもんなのでアルコールの缶とストーブと風防持っていくのと100gくらいの差をどう捉えるかみたいなことかなあ。ガス缶がベストとは思わないけど。ここは沼みたいになりそうやね。



あと、また道具で気になったことがあったらなんか書きます。