Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

「ちょっとジェラート食べに行こう」と言われてついて行ったら水越峠まで連れて行かれた話

奥さんが会社の人とチャリ乗りに行こうって話になり「一緒に行こうよ」と言われて楽しそうだったのでヒョコヒョコついて行った。体調悪いから長距離乗るのやめたらしく、近場走ってジェラート食べて帰るんじゃないの?とだけ聞いて極めて軽装で待ち合わせ場所に向かった。

「じゃあ、ジェラート屋が11時に開くから時間調整で走りに行こうか」と言われ、山を越え谷を越え、気がつくと奈良県境の水越峠に到着。あー、チャリ乗りあるあるやられた。

結果的にかなり楽しかったし、知らない道走ったり初めてのところ行ったりとても楽しめた。


知らない人と初めて走ること

挨拶して自己紹介して、お互いのバイク眺めて「へー、かっこいいっすねえ」なんて言ってじゃあ行きましょうかってなる。明らかにうちの夫婦の方が初心者なのでいろいろ気を使ってくれる。「いつもどのくらいで走ってます?」「あの辺の坂大丈夫ですか?」「手信号わかるよね」なんて言いながら。

いつも少人数で走ることが多いし、もっというと1人で適当に走るのが好きなのでこういうのはそこそこ苦手。でもまあ走り出してしまえば1人というのが実は自転車の1番気楽なところかなあなんて思ったり。いつもは企画する側なのでついて行くだけの心地よさもあり。


https://www.instagram.com/p/BUVX1ifFOQc/
気がつくと人数増えて来た、、、


途中で同行者の知人に遭遇、今日は特に予定なく走ってんだよねというので合流して峠に向かうことに。「初心者がいるから25kmくらいですけどいいですか?」みたいな会話。スピードは1つの共通言語なんだなあ。基準値というのかな。こういう感じあんまりなかったので心地よい。RPGみたいだ。



知ってるルート、知らない裏道。大体はどこを通ってどこに向かってるのかわかるんだけど、知らない道をガンガン進んで行く。信号のない裏通りを進んで、後から地図で見るとスムーズに進んでたりするから古い街道だったりするんだろうな。そういうのは圧倒的に経験の差。ああ、こういう感じ楽しいなあ。

水越峠へ向かう

南大阪の地図はここ数ヶ月ずっと見てるので「水越峠行きましょうか」って言われておおよその位置関係は理解できる(奥さんはわからないのでなんとなくついて行くだけ)けど、斜度だの距離だのそういうのがわからない不安はある。まあ、なんとかなるか。

そこそこ距離はあるはずだけどルートも距離も斜度もわからんので、とりあえずはついて行くしかない。引いてもらう後ろをおとなしくついて行く。峠に向かうのにきつそうな奥さんの様子を見たり、同行者と話しながら登って行ったりしながら。どこがゴールかもよくわからないままペダル回して、ギヤを落としきっていいものか判断できないまま気がついたら峠の手前の茶屋までたどり着いた。



この時点で補給食も用意してないしまだここから峠まで少し登るというので(少しってどれだけだよって突っ込まないけど疑ってはいる)、ジェラート食べに行くという大義名分も忘れてソフトクリーム食べて糖分の補給。これが驚くほど美味かった。

そしてあたりに登山客やチャリ乗りがちらほらと増えてくる。ああ、ここは山の上なんだなあと実感する。単純に奈良に向かう車はトンネルを通って、脇道のほぼ歩行者とチャリだけになる細い国道を通って峠に向かう。車が少なくなると一気に静かになって楽しい。



そしてここから折り返して一気にダウンヒル。下りはやっぱり楽しい。登ってるのと同じ道を通ると往路のことが思い返され、こんなに一瞬で下れるのかと驚きながら楽しい時間はあっという間に過ぎる。これだから登るのはやめられないなあ。


ようやくジェラート屋へ

そしてたどり着いたジェラート屋、富田林の高辺台にある店。なんだよ、スタート地点からすぐじゃねえかみたいなのはお約束。楽しかったからまあいいか。でもなかなかアイスもうまかった。

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走った後のジェラートとかいう禁断の果実 #gelato #cycling


結局家に着いたら走行時間3時間、50kmと結構な距離。獲得標高も700mくらいあってここ最近では1番登ったことになる。いやあ、楽しかった。


なんというか、南大阪に住んでる人はみんな多かれ少なかれ同じようなところ走ってるはずで、たまに遠くに行ったり車で積んで出かけたりはするけどいつもの道を同じように走ったりしてるんだろうな。走ったことのあるところでも新しい発見がいろいろあって、こういうのも悪くないなあと思ったのでした。


天気のいい5月の週末、子供と遊ぶのも良いけれどこういう時間も大事だな。