Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

今年のバイクパッキングに思いを馳せる

去年の今くらいに、バイクパッキングって楽しそうだなと色んな情報を探すようになって6月にチャリオーダーして、7月にとりあえず持ってるもので琵琶湖でやってる音楽フェスまで走ってみたのがことの始まり。冬の間にこそこそと(嫁に内緒で)ギアを少しずつ買いそろえてなんとか一通り持ち物もアップデートできたかなと思ってきた。今年はあれこれ気軽に出かけてみたいなあ。もうすぐ春が来る。

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バイクパッキングについておさらい

前にも一度書いたけど、バイクパッキングってそもそもなんなんだという話。「バイクパッキングBOOK」という本が山と渓谷から出てその辺おさらいしたような感じになってるけど、「自転車」「キャンプ」「ウルトラライト」が定義だとはうまく言ったもんだ。


自転車で、軽量装備で、キャンプに行く。シンプルである。どんな旅かは多分重要じゃないし、どんなルートかも二の次でいいんじゃないかな。数週間にわたる長旅でなくても、トレイルでなく舗装路でも、「バイクパッキングとかチャリでキャンプ場行ってるだけじゃねえかwwww」でも全然いいと思うんだけどなあ。

自転車は自由だし、楽しみ方の種類はたくさんでいい。「君はバイクパッキングが得意なフレンズなんだね!」でそれ以上は特に何もいらない。週末ちょっと近くのキャンプ場に行ってのんびりするだけとか最高じゃないか。


S24Oというシンプルなバイクパッキングの考え方

前に読んだ「ジャスト・ライド」に書いてた「S24O」というキャンプがすごくよい。「Sub 24hour Overnight」で、泊まりで24時間以内に行って帰ってくる手軽なキャンプを楽しもうってことだった。そうそう、それ。みんなガチ勢すごすぎて腰が引けたりするからもっと気軽に行こうぜって思う。



24時間となると片道5〜8時間くらいで行けるところが良くて、移動に輪行も組み合わせると行動範囲も広がるし景色が替わって非日常感もぐっと強くなる。これも新幹線でなくてもかまわないと思うし(お金がある人はガンガン行けばいいし全然否定しない)例えば大阪のターミナルから片道2,000円/2時間くらいで行ける距離って考えるだけで一気に行動範囲は広くなる。

  • 高野山
  • 吉野
  • 琵琶湖
  • 能勢
  • 福知山
  • 伊賀
  • 琵琶湖
  • 姫路

これくらいで考えるとかなり色んなところに行けるし、輪行なら車で行くのと違って行きと帰りが違う場所になってても問題ない。高野山まで南海電車で行って、吉野まで走って近鉄電車で帰ってくるってのもできる。楽しいところだけピックアップしてつないで行ったりすればいい。なんだろうな、わくわくしかしない。

あれこれ考えずに荷物積んで走りだせばそれが旅の始まりで、雨が降ったら中止するとか民宿泊まるとか、とにかく凝り固まって考えずに走れるのが自転車の楽しさそのものなんですよ。去年の9月の連休に友達と福知山から小浜の方に抜ける予定だったけどがっつり雨になったので、車で移動して行った先で乗るだけにしたけどそれでも十分楽しかった。途中から友達が合流したりキャンプだけしにくる人がいたり、全然冒険では無いけれど自転車は自由で楽しかったな。

playbikecamp.hatenablog.com



予定を柔軟に変更したり、気軽にさらっと出かけたりするには、先の三位一体のごとく「ウルトラライト」であることはやっぱり必須だなあと思う。パニアにたっぷり荷物積んだり、バックパックで出かけるのも本人のスタイルでいいんだけど、脚力も体力も無い僕にはなるべく軽い荷物がありがたい。体重+自転車+パッキングでざっと計算して84kgくらい。もっと軽くできるかもしれないけれどいいくらいかな。こうなってくるとパッキングや自転車パーツの割合は小さなもんだし、「痩せる」のと「余分な物は持って行かない」でだいたいなんとかなりそうだ。100kgになることも無いし80kgになることもなさそう。

月曜日休みを取って、日曜の午後に家を出て月曜の夕方には家に帰ってくる、くらいのが楽しそうだ。


子持ちで時間が無くてもバイクパッキングは楽しめる、はず

バイクパッキング(だけでもないけど)の記事見てて思うのはいつも家族や子供の視点がないなあということ。そりゃまあみんな「それはさておき」として書いてるか、独身で好きに時間が使えるからそこまで情報発信してるのかいろいろだとは思うけど、実際のところ僕自身は家庭のこと省いて語ることはできない(子育てブログみたいにするつもりは無いけど)のでちょっとその視点でも書いてみる。


人生には色んな楽しいことがあって、それはどれも自分に取っては大切なこと。そしてそれと同じくらいやらなきゃ行けないタスクもある。自転車で出かけることは楽しいけれど、それと同じくらいに子供と遊ぶことも楽しいし、どっちかを選べと言われたら「どっちかを選ばなくてもいい方を選ぶ」ってのが自分の考え方。どっちも自分で選んでやってることだしね。なので、毎週末どこかに行ってるとか有給全部自分のことに使うとか連休全部チャリに乗ってるとかは僕にはできない(うらやましい)


一つは長期的な視点があって、子供と遊んでられるのも今のうちで、後3年もすれば親のことなんか知ったこっちゃない(むしろさっさとどっか行ってこいよみたいになる)と思うので、一緒に遊べるうちはやっぱりあれこれ出かけたりとかしたい。5年後くらいに奥さんと二人でキャンプしに行ったりしまなみ走ったりとか、時間が経てば今より幾分自由度は上がるだろうなと思うのです。だからそれまでに道具を揃えるとか色んなところに行ってみるとか経験値を積んでおきたいなーと思ってる。バイクパッキングブームは一過性の物かもしれないけれど、僕に取っては学生の頃に四国一周して辛かったけど楽しかったのが道具が揃って17年越しにやっと楽しめる環境が揃ってきたなと思ってるところだし手軽に旅に出れるのはやっぱり最高。



もう一つは「親だって楽しみたい」というバランスで、子供に直接教えたり遊んだりすることだけでなくても、夫婦で仲良く出かけたり身体動かしたり、親が仲いいってのは悪い影響与えないだろうなと思うからなあ。遊びたいから片付けするとか掃除や洗濯もちゃっちゃと済ますし、おいお前もゲームしたいんなら先に宿題を片付けろといいたいわけですよ。


だとすると連休に丸まる長い休みとって本格的なバイクパッキングに行くのはまだ先でいいし、一泊でたまにフラッといなくなる人て感じで構わない。後は家族と家事とのバランスよね。

いつかは息子と2人で夏休みのロングライド行きたいけどね。

どこ行こうかと考えてるのが一番楽しい

子供の予定や(毎週土曜はスイミングだ、、、)他の用事、サッカーの試合の合間を縫ってどこに行こうかと予定を立てる。その日は晴れてくれと強く願いながら。6月の吉野はまだ寒いとか、尾鷲はやっぱり雨多いなあとか。考えてるのが一番楽しい。

とりあえずは毎週近場を走って峠や距離を体感しながらいつかのバイクパッキングに想いを馳せる。ああ、この距離でこの獲得標高ならなんとかなるなあとかなんとか。


友達と予定合わせたり、1人で走りに行ったり、今年は暇を作って色々行ってみようと思う。大野山、山城、笠置あたりの近場で慣らしておいてから、吉野、熊野、四国、丹後くらい行ってみたいなー。あれこれ考えてるの楽しいなあ。

荷物少なくするとか増やしすぎないとか考えると4月から10月がいいところか。季節は短い。今日も帰って地図見ながらぼんやり考えるのだ。