Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

念願のクロモリバイク、「Charibu Classic」がやっと納車された

6月にオーダーしたTwopedalのオリジナルブランド「Charibu」のクロモリバイクがやっと納品された。オーダーしたのが6月25日だったのでちょうど半年。ちょくちょく途中経過も見てたので納車までかなり気分あがってきてた。東大阪から堺まで、山の方も走って50kmほどシェイクダウンで納車ライドしてきた。ああ、快適。


https://www.instagram.com/p/BQ92hc-F4az/
シェイクダウンツアー、清滝峠→フラワーロード→のどか村。これから柏原降って大和川で帰る。最高に楽しい! #charibu #shakedown #納車ライド #steelbike #bicycle

友人誘って納車ライド

まっすぐ帰ってくるだけでも十分楽しいんだろうけど、走ったことある道もそうでないところも、ずっと乗ってたアルミのクロスバイクとの比較も兼ねて峠やアップダウンのある農道(舗装路)、がっつりと下り、川沿いのサイクルロードといろいろ走ってみたかったのでぐるっと回ってきた。

東大阪→寝屋川沿いの細い道→清滝峠→生駒のフラワーロード→柏原ぶどう峠→大和川サイクルロード。清滝は初めてだったけど、こないだ登った十三峠と比べて地図で見る限りは斜度もゆるいし距離も短いので何とかなるだろう(十三峠でなんどか足を付いてばててたことは置いておく)と高をくくって走り出した。


ロードバイク、実は初めてではなくて小6くらいの時に近所の人にもらって乗ってた記憶がある。でもまあ家の周り走ってただけなので「チャリでどこまでもいけるぜ!」みたいな高揚感は特になかったかな。でも自転車やっぱり楽しいな。せっかくだから一緒に走ろうぜ、と友人誘って走ったけど、つるんで走るのも一人で走るのもそれぞれ楽しい。これからは先週納車した奥さんとものんびり走ったりするんだなー。とても楽しみだ。


クロスバイクからいきなりクロモリのオーダー

ロードバイク欲しいなとずっと思ってた、周りの友人がどんどんいいのに乗ってたりしたので僕もいつかと思ってはいたけどなかなか手が出ず子供もいたのでまとまって1人乗りの乗り物におかねかける余裕も無かった。ようやくゆとりが出てきてとりあえず15万くらいの安めのアルミでも買おうかなと思って探してたけど、やっぱり「とりあえず」で買うのはまたいつか新しいのが欲しくなってしまうし、そのもやもやを抱えながら「とりあえず」買ったクロスバイクを結局12年も乗ってきてたのだ。

https://www.instagram.com/p/BKuHokMAzMP/



そんなタイミングで「バイクパッキングが面白いらしいよ」と友達に聞いたり、キャンプもチャリも好きなら荷物積んで走ればいいじゃないかとそういう情報をtwitterinstagramでフォローしだしたらだんだん自分の欲しい物がはっきりとしてきた。ツーリング車、ランドナー、スポルティフ。でもがっつりツーリング用じゃなくてちゃんと走れるロードがいいよなあと。現実的にはチャリで妻子を置いてキャンプに行けるなんて年に数回だけだし、だいたいの場合は週末半日ほど山を走りに行くだけで精一杯だろうからなあと思っている。

https://www.instagram.com/p/BMYOGgujQbH/



ということで、「普段ちゃんと走れて、キャンプにも行けるくらいのツーリング車」という自分のテーマができてきた。比重で言うと「普段ちゃんと走ること」の方が大きいのでコンポはロード用で最新の105で値段と機能のバランスも取って(Dura Aceなんていらない)にして、オフロードも行けるけれど基本的に(荒れてたとしても)舗装路走る前提でパンク耐性の強い25Cのタイヤ。キャリアは多分付けたくなる気がするからダボ穴だけは最初から付けておくけど基本的にはバイクパッキングでサドルやフレームに直接付ける。シクロの大会も出ないし、鈴鹿走ることも多分ない。速いということにはそんなに興味が無いし(どうせ脚力ないよ)、パーツとか追々変えたくなっても2台目(厳密には3台目)を置く余裕も無いからフレームだけはいいやつにしておきたい。


ということをなんとなく考えてたらちょうどそのタイミングで知り合いにtwopedalの店長紹介されて、話をしてるうちに「だったら作っちゃいましょうよ」ということになった。やることが明確なら、いい物を作って長く乗るのがいいんだよ結局。


クラシックではなく同時代的なものが好き

学生の頃はアンティークが好きで、国内も海外もいろんなショップ見に行ったりしてた。いつか自分も素敵な家具や食器、カメラや自転車とアンティークに囲まれて暮らしたらどんなに楽しいだろうと考えていた。ホームステイしたフランスやイタリアの家は歴史のおもむきがある調度品に囲まれ、気品のある感じが素敵だなあと思ってた。

でもいざ「長く使えるよいもの」を自分で買えるようになってくると、「他人の歴史を刻んだ過去の名」よりも「自分で歴史を刻める上質な同時代の品物」の方が楽しいということに気がついた。古い物の良さはあるし、その時代にしかできない製造法や素材なんかもあってそれは今でも心を打ったりする。でも、それと同じくかつての銘品に心を打たれて自分と同じ時代を生きた同じ年代の人が物を作っていたりして、21世紀に生み出される物を長く使う方が面白くてそういうものを買い集めるようになった。


▼作家もののコーヒーカップ、お気に入りのやつ
https://www.instagram.com/p/BLVr2IODLx_/

北欧の名作ではなくそれに影響を受けた家具作家の箱物やテーブル、骨董の器ではなく同じ年の作家が土と向かい合ってひねり出している器。作り手の顔が見える、自分と同じような境遇を経てきた人がこの時代に物を生み出そうとして作っているものがどんどん回りに増えてくる。


だから自転車も何の違和感も無く「今作られている最高の自転車」を買うことを受け入れられたし、大阪には幸いにして腕のある自転車職人が多くて、そういう人にショップを通じて自分が長く使うフレームを組んでもらえるのならそれはとてもありがたいことだなと思います。

https://www.instagram.com/p/BQXjFILjQgW/





40歳になる年に新品のクラシック車を入手して、これから20年事故無く乗り続けられるのだと思うと楽しいことはまだまだいくらでもあるなと思うのです。




個々のパーツや思い入れみたいなことはまた改めてどこかで書いてみようかと思います。随所に自分の好きな物を集めた感じがあって、自分の自転車本当に好きだなーと思います。なんだろうね。この、自転車乗る人の「自分の自転車大好き」な感じって本当にいいなと思います。


トリコロールとライオン

学生の時はフランス言語学を専攻して、今は全く関係ないウェブの仕事についているのだけど、フランスのトリコロールの色は今でも好きだし、単色で塗るより塗り分けた方がかっこいいなと思ってたのであれこれ試して一番しっくりきたトリコロールにしました。前三角とフォークは赤、後ろは水色。フランス国旗そのままにならないようにして、大阪のセレッソと奥さんの好きなジュビロの水色にもかけて、自分の好きな物詰め込んだ感じにしてみました。

あとは、エンブレムみたいのも欲しかったので学生の時に少し住んでたノルマンディーのエンブレムに入っているライオン(Léopard de Normand)をカッティングシートで入れてもらった。獅子座の僕の守護神に。勇気と、前に進む力をフレームに宿しておきました。ははは。


半年ほどクロスバイク乗りながらあれこれ夢想していたけれど、ようやくバイクを手に入れて走り出す時が来たので、これから週末出かけるのが本当に楽しみ。長くなったけどそのくらい気分よいので、今の気持ちを後々のために残しておこうと自分用に記録してみました。ハンドルネームにした「Play Bike Camp」のバイクがようやく手に入ったので、あとはキャンプ行って遊ぶだけだ!キャンプ、行くぞー!

自転車の構成記録

  • Frame/Fork:Charibu Classic
  • Main Group:SHIMANO 105
  • Wheel:Fullcrum Racing 7
  • Tire:Continental
  • HeadSet:Tange
  • Stem:Nitto UI-2
  • Handle:Nitto B135
  • SeatPost:3T
  • Saddle:Selle SanMarco Regal
  • Bottle Cage:ARUNDEL