ちょっと前に買った英語版、ようやく読み終えた。細かいテクニカルな話はそこまで深掘りしてないけど読み応えあった。
翻訳がひどいとほうぼうで評判だったので、半値くらいで買えるのもあって英語版買いました。#amazon #justride #bicycle #papersky #kyoto #moonlightgear #bikepacking #バイクツーリング
本の紹介見てるとかなり面白そうだったので期待してたら翻訳がひどいとレビューや読んだ人に聞かされ、まあそれでも見てみようかとAmazonで探したら日本語版が2,400円くらいに対して英語版は1,300円とか。流石にそこまで開くときついなーと思って勢いで英語版買ってみた。
知らずに読み出したけどリーベンデールバイシクルの中の人が書いた本で、中にも色々その辺のことが書いてある。レーサーみたいな乗り方せずに、気楽に楽しく乗れば良いよという指南本。ピチピチで家族と出かける時に着れないような服や、耐久性の低いカーボンなんか乗らずに好きに乗れば良いと徹底して説いている。
だいたいにおいて極論が多いのと、そうは言いましてもね、ってのが多いなあと思ったけどそれでも読んでて楽しかった。レーサーがやってるままにやらなくても確かに良いよねと思うよ。でも、そういうのも選ぶことができるし、そうじゃないのを選ぶことも出来るって状態が楽しいから良いかなあと思います。
スピードを追求したり、軽いバイクやハードなトレーニングが楽しい人もいるし、たまに気が向いた時に好きなように乗れたら良いよって人もいる。何が良いかはそれぞれなのでみんながこれに従う必要もない。当たり前だけどね。でも言わんとすることはよくわかるし、スピードが正義みたいな乗り方はしんどい。
こないだ走ってみて思ったけどやっぱり坂登るのはしんどいけど下りの楽しさや達成感の高さはあって、だったら走りやすいようにあれこれ手を加えるのも必要なことだと思う。でも僕はそこまで早くないし、4キロの峠を30分かかって登ってたけどいつか練習して20分切るようになりたい、とは思わない。そうじゃないんだよなー。
例えば同じ坂を少しでも楽に登れるようになれば、出かける時のルートや距離、行き先の選択肢も増えて来るし、10分早くなった分をゆっくり休んだり遠くまで走ったり早く家に帰って子供とポケモン探したり、何に使うかって問題だから、結果的に早くなってもそれはやっぱり違う。
なんかそんなことを考えながら読んでた。よし、来年の夏にジャージ買おうと思ってたけどドライ生地のシャツなんかにするのもありだなあなんてことは真剣に考えたりもする。
いろんな示唆に富んでて面白い本だった。一緒に自転車買うことにしてる奥さんは初めてのスポーツバイクで不安も多いのだけど、僕が先走ってあれこれ言ってるから余計に引いて身構えたりするようになった。「待てよ。私の楽しみたいように楽しませてよ」ってね。色々連れ出すとか走りに行くとかじゃなくて、本人が楽しみたいように楽しめば1番いいんよね。
英語版でもそんなに難しい内容でもなかったのでそれはそれでオススメですよ。
Just Ride: A Radically Practical Guide to Riding Your Bike
- 作者: Grant Petersen,Retsu Takahashi
- 出版社/メーカー: Workman Pub Co
- 発売日: 2012/05/08
- メディア: ペーパーバック
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