Play! Bike! Camp! バイクパッキング記録ブログ

40代子連れのおっさんが、バイクパッキングやポタリングする記録のブログ。

バイクパッキングってなんだ?

自転車好きの友人と話してて、ヨーロッパのロードレース面白いよねという流れから、ヨーロッパだと町クラブみたいなとこでもアホほど速いらしいぜって話になり、ジロに出てた山本選手や、ツール出場が発表された新城選手も国内じゃぶっちぎりでもワールドツアー相手にどこまでやれるかという話になる(もちろん新城選手は自信がワールドツアーのチームにいるけれど)。

ヨーロッパは起伏もあって山があって、ロードレースが好まれる歴史があるんだとすると、アメリカはマウンテンとかバイクパッキングとか、未舗装路をガンガン走ること自体が自転車の楽しさみたいなところがあるのかなと思ったり。じゃあ日本はどうなんだろうか。


バイクパッキングってのが熱いらしいぜ」という話を聞いて調べてたどり着いたのはウェブマガジン「TRAILS」の記事で、ウルトラライトの先鞭つけてるムーンライトギアの人が記事書いてたんだけど、ああ、なるほどこういう感じなんだなあと。自転車で遠くに行く、荷物は軽くてコンパクト、となると確かにウルトラライトの手法や道具の話になる。トレイルをランするのかライドするのかの違いなのかと。


TRAIL CULTURAL WEBMAGAZINE TRAILS(トレイルズ) : Enter The Bikepacking ♯1/ ムーンライト・ギアの八ヶ岳パスハンティング



確かにそれは1つの方法で、でも「バイクパッキング」って言われても特に正解なんてないんだろうなと思うのです。旅の目的や走る距離や、楽しさ自体は人それぞれで規定されて走るもんでもないしね。山の中グイグイ走っていくのも楽しそうだけど、タイヤ選びと走りの性能はイコールなところがあるから、僕はどちらかというと「トレイルをダウンヒルでガンガン攻める」よりも、「なるべく速く、なるべく遠くへ」の方が面白いと思うので自転車選ぶのもそうなる気がする。


調理道具や食料、水をどのくらい持ち歩くかという話で、浄水器ごと持っていくのもなんか違うし、コンビニも風呂もないところを何日も走り続けるなんてことは多分ないような気がするんだよな。目的地のキャンプ場近辺に何もないってことはあっても、終盤どこかでコンビニや道の駅に寄ることはできるはず。その辺はあまりシビアじゃなくてもなんとかなるような気がする。


キャンプ場まで走って設営して帰ってくるのがバイクパッキングかと問われると、まあ確かになんか違うのかもしれないけれど、キャンプ好きで家を離れて焚火して夜を過ごすという目的に対して、そこまで車で行くかチャリで行くかの違いといえばそれだけのことのような気もする。


アルプスを攻めるとか、山道走ってくとかそれはそれで楽しそうだけど平地や舗装路走ること考えると、よりアウトドアとして「コア」な感じがするシクロクロスよりも、走ることに特化したロードバイクの方がいいなあと思う。ランドナーのようなのもいいかもしれないけど、今のチョイスじゃないな。バイクは包丁と一緒で目的に応じた機能と形があるんだよねえ。


大阪から1日走ってキャンプ出来るところも限られてるし、電車に載せて移動することもたくさんあるだろうし、輪行バッグに詰め込んで動きやすいのがいいなと思う。車とバイクって選択肢ももちろんあるわけで。



あまりキッチリ定義する必要はないと思うし、「キャンプ道具積んで遠くに行きたい」という気持ちを叶えてくれるその方法だけの話やなと思います。